【安平町】追分高校 1132km離れた長野県白馬村の清水さんと追分高校をつなぎ、オンラインでCanvaの授業をしていただきました!
今日はICTの記事となりますので、先に少し用語を解説します。
■Canva
オーストラリアで生まれた、オンラインデザインツールです。近年日本の教育現場でも急速に利用が広がっています。教育利用であれば、有料のプロバージョンが無償で使えるのも魅力です。
■Googleアカウント
追分高校は生徒一人一人にGoogleアカウントを付与しています。このGoogleアカウントを使って、様々なサービスにログインすることができます。
■Padlet
Webブラウザで使えるオンライン掲示板アプリです。ただ投稿するだけではなく、お互いに閲覧したりコメントしたりすることができます。授業で使う際は、ワークシートを全てそこに入れておくと、いちいち配付をしなくて済むので便利です。今回はこのPadletに全てのURLがまとめられていました。
テーマはオンラインデザインツールCanvaの初歩。一人一人PCにログインし、追分高校で配布されているGoogleアカウントから、それぞれCanvaにログインしました。
大画面に映った清水さんの様子
Google Mapで調べてみると、自動車で片道17時間、1132kmの距離です…。こんなに離れたところから、リアルタイムで授業をしていただける時代になりました!!すごい!
講師の清水さんは、教育ICTアドバイザーとして
安平町教育委員会に関わってくださっています。
まずは清水さんの自己紹介。
白馬の様子なども見せていただきました。雪が一杯の写真を見つつ、今日も追分では雪が降っていたので、ちょっと似た雰囲気も感じたり…。
実践編。
Google Classroom で事前に共有されたPadletのURLから、同じCanvaにアクセスして、協同編集を体験しました。
沢山あるスライドの中から、自分のスライドを決めて、名前をつけて…。初めて触る生徒も直観的にどんどん操作を進めていました。
基本操作にちょっと慣れたら、さらに動画の編集へ。
先週放送作家さんと一緒に考えた「企画」の授業を、Instagramリールにするなら、どんな動画になるだろう?とCanvaのテンプレートを使って色々と試してみました。
あっという間の50分で、チャイムが鳴ってもまだまだ集中している様子。
CanvaはGoogleアカウントに紐づいたクラウドサービスなので、端末が変わっても操作が引き継げます。
清水さんからは「また休み時間や下校後に取り組んでみて、もしよかったらできたものをPadletで共有してみてくださいね!」とメッセージをいただきました。
こうして身に付けたアウトプットスキルを、また来年度の総合的な探究の発表などに活かしていけるといいですね!
【江別市】文京台小学校 デジタル時代の理科授業
理科室に入ると、先生は大型モニターにクラスルームに入るためのコードを映し出していました。Google Classroomに子どもたちを集め、クラウド上のアプリで子どもたちの活動を進めるようです。先生は子どもたちに理科についてのイメージを各自投稿させ、タブレットに表示された意見を見ながら話し合いが始まります。
様々な意見が画面に並び、クラス全体で学びを共有しました。ICTは複雑な実験や高度な分析だけでなく、生徒たちの素朴な疑問や意見を集めて共有し、クラス全体の学びを深める基本的なツールとしても活用されています。
【留萌市】緑丘小学校 おにたのぼうし!
3/3(月)、3年生の国語「おにたのぼうし」です。もう30年以上教科書に掲載されている文・あまんきみこさん、絵・いわさきちひろさんの名作です。保護者の方でも、習った方が多いのではないでしょうか。優しさや思いやりの大切さを伝えてくれます。今日は、隣の友達と○読みで全文を読んでから、「それぞれの家の様子について比べて考えよう」との課題でした。本文の中から、まことくんの家と女の子の家の暮らしについて、読み取れる箇所を探していきました。最後には、分かったことや思ったことをワークシートにまとめていきました。今後も、登場人物の心情の理解や様々な表現について学んでいきます!
【中札内村】学校で1人1台配られる“タブレット端末が壊れてしまう問題” 北海道・中札内村の中学生たちが教育委員会に解決策をプレゼン!
ICT活用のため配布されたタブレット― 修繕費だけで260万円!?
画面に「くもの巣」のような筋。
大きくひび割れたり、穴が開いたりしているものも。
小中学校の授業で使っていたタブレット端末。
ここまで壊れてしまったのには理由があった。
北海道十勝地方の中札内村の中学校で、英語の授業を受ける3年生。
ファイルに筆箱、それにタブレットで机の上はぎっしぎし。
「教科書とタブレットをどっちも出すってなった時にすごくスペースが狭くなってしまって使いづらい」(生徒)
学校では今、「ICT=情報通信技術」を活用した授業として、すべての児童・生徒にタブレットが1台ずつ配られている。
中札内村では4年前、3つの小中学校であわせて364台が導入されたが、予想していなかったのがこの「タブレットが壊れる問題」だ。
これまでに41台が破損し、修繕費は約260万円にも上った。
ひび割れたタブレット端末― その理由とは?
なぜ、こんなことになってしまうのか。
「(教科書などを)いろいろ広げる時に、いちいち落ちちゃうかなと思って戻したりすることがあります」(生徒)
机の上がタブレットや教科書などでいっぱいになり、誤って落としてしまうことが少なくないというのだ。
この問題をなんとかしようと生徒たちが立ち上がった。
「全国の自治体の35%が使っている」
「勉強に支障はありません」(いずれも3年生)
大人顔負けのプレゼンテーションで教育委員会に直接、提案!
タブレットで便利になるはずが 学習の妨げに!
ひび割れたり、穴が開いたりしたタブレット端末。
学校で子どもたちが使っているタブレットは、机から落ちてしまうことが少なくないのだ。
中札内村では壊れたタブレットの修繕費として、4年間で約260万円かった。
となりの帯広市では、2024年度だけで修繕費がなんと5000万円!
帯広市では当初タブレットの予算を2000万円と見込んでいたが、2024年9月に3000万円の追加予算を決めた。
帯広市の教育委員会は「予想を超える数のタブレットが破損した」と話している。
中札内村の中学校では、タブレットを落とさないように生徒たちが緊張して授業を受けていた。
タブレットに意識するあまり、今度は教科書などが机からはみ出てしまい、先生はそれをよけながら歩かざるを得なくなっている。
「(落下を恐れるあまり)ちょっと集中が切れてしまうこともあります」
「(教科書などを)いろいろ広げる時に、いちいち落ちちゃうかなと思って戻したりすることがあります」(いずれも生徒)
タブレットで便利になるはずが、学習の妨げになっていた。
大人顔負けのプレゼン! 中学生たちが教育委員会に直談判
「私たちは『天板拡張くん』の導入を提案します。全国の自治体の35%が使っており、中札内中学校でも特別支援教室で使用しています。実際に使っている学校の教師からは引き続き使いたい、という声も上がっています」(生徒)
「机の天板が大きくなれば、教室の後方まで机が並ぶことになります。人の移動スペースがかなり狭くなるため、災害時の避難導線を確保できない状況となることが心配です」(中札内村の教育委員会)
「教卓と黒板の間、教室後方の机のスペースが大きく空いていたので、机同士の距離を調整することで改善されると思われます」(生徒)
2024年11月、村に政策を提案できる「模擬議会」。
生徒たちのプレゼンで『天板拡張くん』の購入費約36万円が2025年度の予算に盛り込まれた。
「エビデンスをちゃんと持って提案型という形でしたので、素晴らしいと思いました」(中札内村教育委員会 上田 禎子 教育長)
「このネジを緩めます。ネジは4か所あります。簡単に取れて付けるときも挟んでネジを締めれば終了です。1分かからずにできると思います」(中札内中学校 木村 吾勝 教諭)
「天板拡張くん」はもともと特別支援教室にあったものだった。
この器具で机の天板は10センチ広くなり、落下止めもあるためタブレットも落ちづらくなる。
2025年度、まずは55個が導入される予定だ。
「勉強に対する意識が変わるので、自分たちもつけてほしいな、環境が改善されるならつけてほしいな、と思いました。うれしいというか、自分たちの意見が伝わったんだと思いました」(提案した広瀬航大君)
学校の問題に自ら解決策を提案した生徒たち。
ICT教育に一石を投じた。
【札幌市】茨戸小学校 1年生:国語「1年生で学習した漢字のまとめ」
1組では3つのグループに分かれて、漢字書き取りリレ-を行っています。前の人が書いた漢字以外の漢字を書きます。チョークをバトン代わりにして、盛り上がっています。2組ではかんじかんぺきくんやchromebookで漢字練習をしています。
市町村ごとの学校における教育の情報化の実態等調査結果 主要項目についての経年変化