【都城市】富吉小学校 麓小学校との合同研修会
南九州大学の渡邉准教授を講師にお招きして、麓小学校と合同の職員研修会を実施しました。前半は、昨年度の研修内容の確認をされ、GIGAスクール構想における一人一台端末を活用する授業の在り方や良さについてでした。後半は、個別最適で協働的な学びとしての考え方や小規模校での指導(ICT活用)について説明していただきました。他県の取組事例をもとに、複式指導の中でも端末を活用している授業や実践を教えていただきました。複式指導におけるガイド学習のように、児童が学び方の手順や方法を考え、主体的に学ぶことができるようになる姿を求め、最終的には「自立した学習者」を育てることの大切さをお話されました。
【都城市】生活科(春をさがして)1.2年生
この前、1.2年生は、運動場などを回って春の植物や生き物、景色を撮影して個人用端末に保存をしていました。今回はその写真を振り返り、生活科カードにお絵描きをしました。花壇の花や校舎の全景など、端末に保存した写真を頼りに色鉛筆でかくことができました。次回は、生き物がたくさん見つけられるといいですね。
【宮崎市】体力テストのデータ活用で子どもたちの健康と体力増進を目指す。宮崎市教育委員会ら三者で連携協定締結
宮崎市教育委員会とPestalozzi Technology株式会社(ペスタロッチテクノロジー)、ソフトバンク株式会社の三者は、学校教育におけるデジタル活用(教育DX)の実現と教員のスキル向上・育成に役立つ教育を実践することで、子どもたちの新たな学びの創出や教職員の働き方改革を目指した協定を、2025年5月22日に締結しました。密な連携と協働により、これからの時代のあるべき学校教育に関する研究などを推進します。
宮崎市教育委員会の黒木貴 教育長は「安全で安心できる環境の中で、一人一人の可能性を最大限伸ばせる学校を目指し、多様性への対応や学校教育のスリム化・重点化、学校風土や働き方改革など、現在、政策を進めている。その中で教育DXは大きなテーマである」と昨年度末に策定した「第三次宮崎市教育ビジョン」について言及しました。これまで行ってきた体力テストについては「子供たちの体力向上や生活習慣改善への有効な手だてに結びついてこなかった」とデータの蓄積や活用、経年変化などを追跡できていなかったことが課題だったと振り返ります。今回の協定においては、ペスタロッチテクノロジーが提供する体力テストデジタル集計システム「ALPHA(アルファ)」の活用を進める一方、ソフトバンクの協力の下、体力テストで得たデータを行政データと紐づけることで、子どもたちの健康や体力増進に有効な施策の構築を進めていきます。
ペスタロッチテクノロジーの井上友綱 代表取締役社長 CEOは、「宮崎市内の小学校並びに、中学校で『ALPHA』の利用を予定している。ただ『ALPHA』を使っていただくだけではなく、体力テストにより当社に蓄積された運動データを行政データと掛け合わせることで、さまざまなことが課題として見えてくるのではないか。出てきたデータをどのように活用するかによって、子どもたちのより豊かな将来を見据えた成長と、現場の先生方が教育を行う上での指標にしていただけると考えている。ぜひ、この取り組みを実りあるものにしていきたい」と、連携への強い意欲を見せました。
行政データとの連携実現に向けたデータ分析、利活用支援を行うソフトバンクの公共事業推進本部 本部長の柏木陸照は、「全国のさまざまな学校で教育データを改善に役立てているが、行政として市内全ての児童生徒のデータを集計し、行政データと連携させる取り組みは、九州地域の中では初めてだと思う。データ活用の本質は “つなげること” で価値が出てくる。まさにわれわれがそれを体現するため、教育行政データと一般市長局の行政データとを連動させることで、今までにないデータを作り上げていきたい。データの関連性やレベルアップを行い、先生方や児童生徒・ご家庭の皆さま方を通じて地域の発展に貢献していきたい」と抱負を語りました。
【宮崎市】瓜生野小学校 プログラミング学習※(5年)
本日は、情報教育講師の来校日です。学校職員は、講師を積極的に授業に活用しています。▼3校時に5年生がプログラミング学習に取り組みました。児童は、夢中になってパソコン操作に取り組んでいました。講師の皆様、授業サポートありがとうございます。これからも、よろしくお願いします。【生成AIによる解説引用】プログラミング学習とは、コンピュータプログラムを作成するための技術や知識を習得するプロセスを指します。これには、プログラミング言語(例えば、Python、Java、C++など)の文法や構文を学ぶこと、アルゴリズムやデータ構造の理解、ソフトウェア開発の原則、デバッグやテストの技術などが含まれます。プログラミング学習は、オンラインコース、書籍、ワークショップ、実践的なプロジェクトを通じて行われることが多く、初心者から上級者までさまざまなレベルに対応した教材が存在します。プログラミングを学ぶことで、問題解決能力や論理的思考力が向上し、IT業界でのキャリアを築くための基盤を作ることができます。
【都農町】都農中学校 校内研修等の実施で全教員が活用できる仕組みづくりに注力
教科の壁を超えて、担当クラスの生徒や特別支援学級での細やかな対応を実現
課題
学年や教科の壁を超えて、学校全体で教育DXを推進できるよう模索していた。 素直な生徒が多い一方、学習面では集中力が持続しなかったり、学習習慣が身についていなかったりする生徒もおり、前向きに取り組む生徒との学力差が生まれてしまっている。
活用ポイント
リクルート主催のスタディサプリ活用研修に、全教員が参加できるよう機会を設定するなど、学校全体の巻き込みを図った。 朝学習やモジュール学習での自習ツールとしての活用に加え、小学校範囲まで利用できる無学年式の教材特性を活かし、特別支援学級の生徒の個別支援にも活用したい。
活用効果
学習履歴をもとに生徒一人ひとりに声かけができるようになり、生徒とのコミュニケーションが活性化された。
生徒が自分のペースで学習を進めることができ、一人ひとりの苦手やつまずき箇所を克服できるようになった。
学習データを確認し、動画視聴時間などの上位者を発表することで、生徒の学習意欲の向上に繋がった。
市町村ごとの学校における教育の情報化の実態等調査結果 主要項目についての経年変化