【熊本市】小1から使いこなす!今どき “タブレット授業” の実態 熊本市は77億円で端末刷新 子どもの学びはどう変わる?
熊本市立の小中学校で導入されているタブレット端末。タブレットを使っての授業はここまで進んでいます。
【写真を見る】小学1年生から使いこなす!“タブレット授業” の様子
■作文の授業でもタブレット活用
熊本市東区の小学校です。この日、1年生のクラスでは作文の授業が行われていました。使うのは「タブレット端末」です。
熊本市では、2018年度からタブレットを活用した授業を開始。児童や生徒全員に1台ずつ貸し出しています。
児童が作業にとりかかってからしばらくして、教諭がある児童に話しかけました。
教諭「ここはどっちかでいいからもうちょっと詳しく書いて。ダンスのことか玉入れのことか。玉入れとダンスは逆がいいんじゃない?」
さらに、別の児童は…
教諭「一緒に言おうか」
児童「(タブレットに向かって)図工が心に残っています」
音声入力も可能です。
教諭「ここに悩んでいる人がいる。詳しく書くってどういうことなの?」
児童「映していい?」
児童のタブレット画面を電子黒板に共有。この操作も児童自ら行います。
秋津小学校1年生担任 中村智恵教諭「習っていない漢字を使えたり、タイピングを一生懸命頑張ったり、今まで出来なかったことにもチャレンジできるところがすごくいいと感じています」
また児童たちのタブレットは、オンラインで教諭のものとつながっているため、一人一人の回答や学習の進み具合を把握しやすくなったといいます。
今や当たり前の光景となったタブレット学習。子どもたちの進化は止まりません。
■77億円の投資でタブレット刷新
(スタジオ解説)熊本市は現在、小中学校あわせて約6万5000台を貸し出していますが、この全てを新学期からキーボードがついた新たなタブレットに更新します。その費用が約77億円。
熊本市は理由として、最大6年間使った現在のタブレットのバッテリー切れの問題と、今後、サポートが切れて一部のアプリが使えなくなるおそれがあることを挙げています。
一方で県教委は、現在県立高校の生徒にタブレット端末を無償で配っていますが、来年4月の入学者から自己負担にするとしています。
【熊本市】小1から使いこなす!今どき “タブレット授業” の実態 熊本市は77億円で端末刷新 子どもの学びはどう変わる?
熊本市立の小中学校で導入されているタブレット端末。タブレットを使っての授業はここまで進んでいます。
【写真を見る】小学1年生から使いこなす!“タブレット授業” の様子
■作文の授業でもタブレット活用
熊本市東区の小学校です。この日、1年生のクラスでは作文の授業が行われていました。使うのは「タブレット端末」です。
熊本市では、2018年度からタブレットを活用した授業を開始。児童や生徒全員に1台ずつ貸し出しています。
児童が作業にとりかかってからしばらくして、教諭がある児童に話しかけました。
教諭「ここはどっちかでいいからもうちょっと詳しく書いて。ダンスのことか玉入れのことか。玉入れとダンスは逆がいいんじゃない?」
さらに、別の児童は…
教諭「一緒に言おうか」
児童「(タブレットに向かって)図工が心に残っています」
音声入力も可能です。
教諭「ここに悩んでいる人がいる。詳しく書くってどういうことなの?」
児童「映していい?」
児童のタブレット画面を電子黒板に共有。この操作も児童自ら行います。
秋津小学校1年生担任 中村智恵教諭「習っていない漢字を使えたり、タイピングを一生懸命頑張ったり、今まで出来なかったことにもチャレンジできるところがすごくいいと感じています」
また児童たちのタブレットは、オンラインで教諭のものとつながっているため、一人一人の回答や学習の進み具合を把握しやすくなったといいます。
今や当たり前の光景となったタブレット学習。子どもたちの進化は止まりません。
■77億円の投資でタブレット刷新
(スタジオ解説)熊本市は現在、小中学校あわせて約6万5000台を貸し出していますが、この全てを新学期からキーボードがついた新たなタブレットに更新します。その費用が約77億円。
熊本市は理由として、最大6年間使った現在のタブレットのバッテリー切れの問題と、今後、サポートが切れて一部のアプリが使えなくなるおそれがあることを挙げています。
一方で県教委は、現在県立高校の生徒にタブレット端末を無償で配っていますが、来年4月の入学者から自己負担にするとしています。
【高森町】高森東学園義務教育学校及び高森中央小学校 くまもとICTコンテスト表彰式及び安全ベスト贈呈式
くまもとICTコンテスト表彰式及び安全ベスト贈呈式が行われました。最初に、くまもとICTコンテストの表彰式を行いました。プレゼンテーション部門の最優秀賞に高森中央小学校4年生の1班の「温度・湿度センサーで熱中症を防ぐ」が選ばれ、ICT活用指導部門(授業改善)では、中央小学校が「ICT活用を基盤とした授業改善」で、また、中央小学校の蓮田教諭が、「自分を見つめ、考え、議論する道徳科の授業づくり~ICTの効果的な活用を通して~」で優秀賞を受賞しました。
続いて、安全ベスト贈呈式が行われました。高森町建設業組合の藤本組合長から、高森東学園義務教育学校及び高森中央小学校の新入学児童に対して安全ベストが贈呈され、代表して中央小学校の新川校長先生が受領されました。大切に使用し、安全な登下校に役立てていきます。
県立学校のICT活用トラブルを総合的に支援~サポートデスクを設置して対応【熊本県】
熊本県教育庁は県立学校の校務用ネットワークやPCの保守を行うことで教職員の管理負担軽減を図るため一般競争入札を1月30日に公示した。
故障の際は必要に応じて現地に赴き、原因の特定や修繕などを行う。PCのオペレーティングシステムやソフトウェアの動作不良などについてもシステムのリカバリや設定変更などにより対応。ネットワークの接続状況に問題が生じた場合、現地調査の上、原因の特定および回復措置を講じる。こうしたICT環境の問題に応対するためサポートデスクを開設し、電話またはメールで問い合わせを受け付ける。
【荒尾市】NTTコミュニケーションズと熊本県荒尾市、教育用タブレット端末を活用した児童見守りサービスを先行導入
NTTコミュニケーションズは、熊本県荒尾市とLTEモデルの教育用タブレット端末を活用した、登下校中の児童見守りについての取り組みを、同市内にある一部の小学校にて10月より先行導入する。
同取り組みは、国土交通省がデータや新技術を活用した先進的な都市サービスの実装に向けて取り組む実証事業を支援する「スマートシティ実装化支援事業」に採択され、2021年度以降の実証実験を経て実装されている。
具体的なサービス内容としては、荒尾市が児童1人に1台配備しているLTEモデルの教育用タブレット端末を活用して、登下校状況や現在地・行動履歴の把握、登下校エリアから外れた場合のアラート通知を行うことによって、保護者に安心安全に関わる情報を提供する。また、児童の位置情報を元に学校への出欠遅刻情報の取得を可能にすることで、教職員の日々の出欠情報の確認・管理に関わる稼働削減につなげる。
おもな提供機能は以下の通り。
児童の現在地・行動履歴把握
登下校状況/登下校エリア外に出た場合の保護者通知
スマートフォン上での欠席・遅刻・早退連絡
出欠情報がリアルタイムに確認できる電子出席簿
電子出席簿データを校務支援システムへ変換するツール
今後は、先行導入を通じてサービスの受容性を確認しつつ、2025年度の市内全小学校での本格導入を目指す。さらに、NTTドコモと同市の連携によって教育用タブレット端末の学習用途以外での新たな活用方法を検討する。今回の見守り分野での有効活用を例に、荒尾市と同様の課題を抱える他の地域へのサービス横展開も目指していく。
市町村ごとの学校における教育の情報化の実態等調査結果 主要項目についての経年変化