【東近江市】教職員様向けに、ICT活用に関する研修を開催しました!
全ての世代にエデュテインメントを提供する人材育成プラットフォーム・REDEE株式会社(本社:京都市下京区REDEE株式会社、代表取締役社長 密山裕貴)は、滋賀県東近江市・e2PARK滋賀東近江店にて、東近江市教職員(初任者)向けに、ICT活用に関する研修を開催しました。
研修を受講した小学校・中学校教諭の皆様(初任者)
2025年2月4日 (火)に実施。
研修は東近江市教育研究所により企画・運営され、弊社は午前中のプログラムの運営を担当いたしました。教諭の皆様に、デジタル・ICTの教育的活用について実践を交え学ぶ機会を提供いたしました。
⚫︎研修プログラム
・デジタルに関する基礎研修
・ゲーミフィケーションの活用とその効能
・ICTを教育にどう活用するか
・Canvaを活用した名刺づくりワークショップ
・e2PARKコンテンツ体験(eスポーツ、VR、マインクラフトプログラミング、eモータースポーツ)
研修を受ける教諭の皆様(初任者)
ドローン、VR、eサイクルコンテンツ
名刺作りワークショップ
eスポーツ、マインクラフトエデュケーション
⚫︎今後について
e2PARKでは引き続き、自治体様と連携を深め、地域全体のデジタルリテラシーレベルの向上、ひいては地方創生に取り組んで参ります。
⚫︎e2PARKとは
エデュテインメントで学びのきっかけづくりの場を提供しています。
ゲームを軸にプログラミングを学んでもらうプログラミングスクールを運営しています。
年齢問わずデジタルに触れるきっかけづくりの場として、サードプレイスとしての役割も担います。
【東近江市】北小学校「正直、悩んでしまいます~令和における図工の指導~」
今日は、朝からとんでもない天気になりました。台風並みの強風と横殴りの雨が子どもたちに襲いかかりました。ほとんどの子どもたちがずぶぬれになって登校してきました。校門は「子どもたちの通り道」であるとともに、「風の通り道」です。すさまじい強風にさらされます。今朝は「おはようございます。」をいう間もなく、「校門の近くで傘を閉じて!さもないと傘がぶっ壊れるから。」と声をかけ続けました。かわいそうに何人もの子の傘がぶっ壊れました。一緒に立っていてくれるH先生の傘は早々とぶっ壊れ、ずぶぬれになりながら安全立哨をしていてくれました。
昇降口の中であいさつ運動をしていてくれるベテランK先生と中堅K先生に、「至急、各教室のストーブをつけて回って!子どもたちが風邪をひいてしまうから!」と頼むと、二人ともさっと動いてすべての教室のストーブをつけて回ってくれました。北小の先生たちは、みんなこんな先生たちです。子どもたちを大事に思い、どんどん動いてくれます。いつもいつも感謝、感謝です。
さて、話は変わりますが、3学期の図工と言えば、どの学年でも「版画」に取り組みます。「版画」には、「版をつくる」ことと「版を写す」ことの2つの活動があります。つまり「彫る・貼る」ことと「刷る」ことを楽しむのがメインですから、絵柄(図柄)自体にそこまでオリジナリティは求めていません。だから絵本や百人一首、写真なんかを「模写」したり「トレース(写す)」したりすることもあります。ここで活躍するのが令和の学校の必須アイテム「タブレット端末」です。図鑑や写真をネットから引っ張り出したり、自画像をカメラで撮ったりして、それを見ながら絵柄(図柄)を描くことができます。
これは、4年生の作品ですが、「モチモチの木」や「花さき山」の絵本の世界を、上手に版画にしました。白黒版画は黒:白の割合が、6:4~7:3くらいが一番バランスよく、美しく落ち着いて見えます。初めて彫刻刀を使い、それぞれの彫刻刀の彫の特徴を感じながら、丁寧に仕上げた作品です。とても素敵な作品に仕上がっています。
5年生も今「木版画」に取り組んでいます。テーマは「○○している自分」でしょうか。○○している自分をタブレットで写真に撮り、それを見ながら版の絵柄を描いたようです。いわば「写真を写す」という作業になりますが、版画の場合は、線を単純化(簡略化)する必要があるので、写真の中の「どの線を活かすのか」を考えながら絵柄を完成させます。彫刻刀で彫るのは2回目(2年目)ですので、顔や腕の丸みや、服の質感なんかが出るように、彫り方や彫る方向に気をつけて彫り進めていきます。
気をつけなければならないのは、「写真を撮る」ことで絵柄を決めるということになると、どうしても「画面にこれも入れよう、あれも入れよう。」と欲張ったり、「体全体を入れこもう」としたりして、結局、被写体(主役の自分)が小さくなってしまうこと。自分が小さくなるほど、彫りにくくなります。顔の表情や腕、指先が大きく描けるように、画角を考えたり、トリミングをしたりしなければなりません。「写真」ではなく、「実物」を見ながら描くと、描きたいところが勝手にデフォルメ(強調・誇張)され、自然と「絵の主役」が大きく、はっきりと描かれるのですが、「写真を写す」という描き方ではそうはなりません。どうしても「説明的な絵」になり、作者の「思いや感情」は絵の中に入ってこなくなります。
私(校長)は、正直悩みます。今はマストアイテムとなったタブレット端末を活用した「写真を写す」というような絵の描き方、つまり「2次元→2次元」の描き方は、果たして学校教育としての「図画(絵を描く)」として成立するのか…。昔のように「図工」の時間はたくさんとれませんし、少ない時間で効率的に「絵を描く」と言う意味では効果絶大です。絵の上手い下手に関わらず、そこそこの絵が描けて、どの子も「描くことが楽しくなる(苦でなくなる)」という効果もあるかもしれません。
確かにタブレットを使うと、詳しく描きたいところは大きく画面をズームして、しっかり見て描けますし、中学年くらいだと写実的に描こうと思っても、子どもらしくあちこちデフォルメされますから、それなりに楽しい絵になっています。何よりも、子どもたちが自信をもって描き進めている感じがします。そんな子どもたちの様子を見ていると、令和の図工には、「タブレット写生」もありかな…と思ったりします。
しかしやっぱり「2次元→2次元」で描く絵と、実物を見て描く「3次元→2次元」の描き方では、根本が違う気がしてなりません。「3次元の世界」を無理やり「2次元の画用紙」に押し込むという作業があって初めて、子どもたちの「感動や感性」を絵の中に入れ込めるような気がします。子どもの絵ならではの、「ゆがみ」や「誇張」、いい意味での「いい加減さ」こそが、子どもの絵の値打ちのような気がして…。正直、明確な結論が出ないままもやもやしている私がいます。
【長浜市】COMPASS、AI型教材「キュビナ」の学習データを滋賀・長浜市の教育ダッシュボードへ連携
COMPASSは25日、滋賀県長浜市と共同で、文部科学省の「教育データの活用に向けた実証研究」に参画すると発表した。
同研究は、「教育DXを支える基盤的ツールの整備・活用事業」(文科省CBTシステムの拡充・活用推進事業~MEXCBTデータ等の教育データの活用に向けた実証研究~)というもので、同社の学習eポータル+AI型教材「キュビナ」の学習データを、長浜市の教育ダッシュボードへ連携し、教育データ利活用に向けた検証を行う。
学習データの連携は、学習者を取り巻く教育データが、学習者自身にとって、より便利で効果的かつ安全に利活用されるよう、自治体・学校・専門家とも連携して、法令やシステム的なセキュリティ・安全性を確保しながら取り組んでいく。
【東近江市】北小学校「教育の不易と流行 大事なのはバランスかな…」
先日、新聞を見ていたら、「教育先進国・フィンランドで脱デジタル化」という記事が目に入ってきて、その内容に大変驚きました。教育水準が大変高いことで有名なフィンランド。先進的な教育制度とその効果は常に世界をリードしてきました。フィンランドでは、早くからICTの活用が進んできました。一人1台タブレットPCはもちろん、小学校では電子黒板が100%導入されています。
ところが、最近では少し様子が変わってきて、逆に「脱デジタル化」に舵を切り、ノートPCやタブレットではなく、「ペン(鉛筆)と紙」を使う学校が増えてきているというのです。
フィンランドでは、急速にデジタル化が進んだものの、子どもたちの学習成果が徐々に低下したことや、また、ICT機器の過度な使用が、目の問題や不安の増大、ネット依存症等、身体面・精神面へ大きな影響を及ぼすことが心配されることが「脱デジタル化」の理由だと言われています。
時代の流れとは言え、学校教育の「デジタル化」を無条件に推進することは考えないといけないなと思いました。「教育のデジタル化」の効果と弊害を見極めながら、慎重に進めるべきだなと改めて思いました。子どもたちが健やかに育つためには…、これからの社会を生きぬいていくための力(生きて働く学力やコミュニケーション力等)を確実に育てるためには…、やはり「不易」と「流行」を見極めながら、それらのバランスのとれた教育が必要なのだろうと思います。「便利で効率的、個別最適な学び」=「流行」を取り入れながらも、「見る力・聞く力・読む力・書く力・話す力」=「不易」の部分を地道に丁寧に育てていくことを忘れないことが大事だと思っています。
例えば、今、6年生が「戦争学習」のまとめとして、一人ひとりが「平和新聞」を作っています。机の上には、県立平和祈念館を見学した時の「メモ」とタブレットPCの両方を置いて、自分だけの「平和新聞」を手書きで仕上げていきます。
【彦根市】稲枝北小学校 【4年 算数科「分数」】
○分数のたし算の学習をしました。オクリンクプラスを使って、みんなの考えを共有し、どのように計算すればよいかを話し合いました。オクリンクプラスの使い方にも慣れ、自分の考えをカードに自由に書き込んでいきます。自分のタブレットの画面を見て、誰がどのような考え方をしているのか、一目でわかるので、後の話し合いが活発に行われていました。
市町村ごとの学校における教育の情報化の実態等調査結果 主要項目についての経年変化