【鳥栖市】田代中学校 中学生が日本の魅力を留学生に伝える授業
佐賀県鳥栖市の中学校で生徒たちが日本の魅力を留学生に伝える授業が行われました。
鳥栖市の田代中学校では3日、2年生の生徒たちが「装い」や「食べ物」、それに「方言」というテーマで調べた日本の魅力について、ネパールやベトナムからの留学生40人を前に発表しました。
このうち、「装い」のテーマでは、生徒たちが和装について「日本の伝統と文化を感じさせます。振り袖は長い袖が特徴で、成人式のお祝いでたくさんの女性が着ます」と説明しました。
また、「食べ物」について調べた生徒たちは、雑煮の写真を留学生に見せながら説明し「新しい年の豊作や安全を願って正月に食べます。昆布やかつお節でだしを取り、地域によって味に特徴があります」と説明していました。
授業のあと、ネパールの留学生は「九州や佐賀のことば、いろいろな食べ物について教えてもらい楽しかったです」と話していました。
「装い」について伝えた女子生徒は「和装は日本でしか着ることができないので、その魅力をたくさん伝えることができました。笑顔でうなずいてくれたのでよかったです」と話していました。
佐賀県教育センター 小学校算数科 「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善の推進
小学校算数科では、児童が、数学的な見方・考え方を働かせ、数学的活動を通して、数学的に考える資質・能力を身に付けることができるようにするために、「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善の推進を図るためのコンテンツを開発しました。ICTの効果的な活用や、「個別最適な学び」と「協働的な学び」の観点も踏まえたコンテンツとなっています。
また、このコンテンツを基に授業実践を行いました。詳しくは、以下の授業改善事例を御覧ください。
日々の授業づくりに、ぜひ、御活用ください。
佐賀県教育委員会 生成AI利用「まず教師から」 佐賀県教育委員会 ICT活用教育で意見交換
佐賀県教育委員会のICT活用教育に関する事業改善検討委員会が18日、県庁で開かれた。授業での1人1台端末の利用が進んだ一方で、生成人工知能(AI)の活用が進んでいない現状を変えていくための意見を出し合った。
県教委は、生成AIの教育現場での活用率が低いとして、2023年7月に策定した「生成AI利用ガイドライン【Vol.1】」を発展させる改定方針を示した。チャットGPT以外のモデルの活用や活用例の更新、使用する場面や主体別にチェック項目を設けるなど、技術の発展に対応して教師が導入しやすくなるよう内容を変更する。
委員からは「授業で活用する以前に校務で取り入れるべき」「教師がまず使えるようにならないと児童生徒に使わせられない」などの意見が出され、教師が生成AIの活用を学ぶ場の必要性が強調された。
1月までの1人1台端末の活用状況が向上し、小学6年で週3回以上活用する割合が全国平均を上回ったことや、中学の活用重点校で通信環境が整わず使用頻度が低下したことなども報告された。(上田遊知)
【佐賀市】本庄小学校 国スポは持続可能? 本庄小生、大会観戦をきっかけに議論
国民スポーツ大会は持続可能か-。今後の在り方が検討されている国スポをテーマにした授業に、本庄小(佐賀市)の6年生が取り組んだ。昨年の佐賀国スポを観戦したことをきっかけに、各クラスで開催の賛否や意義などを議論。財政的な負担や認知度といった課題について、異なる立場の意見にも耳を傾けて考えを深めた。
2月上旬から中旬にかけて実施した社会科の授業で「持続可能性」について学習。佐賀国スポの新体操競技を観戦し、「自分事として考えやすい」と国スポをテーマに選んだ。
国スポを巡っては、開催地の人的、財政的負担が大きいとして、各地の知事から見直しを求める声が上がっている。児童は従来の方法での開催に「賛成」「反対」、「開催方法変更」の三つの立場に分かれて話し合った。佐賀新聞の記事やインターネットも参考にした。
賛成の児童は「新聞の県民世論調査では開催して良かったという意見が多かった。人気があるので続けるべき」と述べた。これに対し、反対の児童は「佐賀で開催されるまで国スポを知らなかったし、人気があるとは言えないのでは」と質問し、「経済的な負担になる。スポーツを盛んにすることが目的なら、大会である必要はない」と訴えた。
開催方法変更を主張した児童は、廃止すれば選手の活躍の場が失われることを危惧し「財政的負担を軽減するために、複数県や地域ブロックで開催すべき」と語った。
道前(どうぜん)貴智(たかとし)さんは「経済的負担が大きいので開催には反対だったが、議論を通じて大会の需要があることに気付いた」と話し、森美遥(みはる)さんは「費用負担の解決方法を探すことが難しかった。他の立場の意見を聞いて納得できることもあった」と振り返った。
担任の江島嵩瑛(たかあき)教諭(28)は「他の人の意見を聞いて考えを深めていくことができた。中学の部活動や五輪といった他のテーマでも議論する機会を設けたい」と話した。(秋根紗香)
【武雄市】武雄市教育委員会 児童生徒用の学習用端末(タブレットPC)を活用した教育DXを進めています。
武雄市教育委員会では、昨年度に引き続き文部科学省から佐賀県内唯一となる「リーディングDXスクール事業」の指定を受け、児童生徒用の学習用端末(タブレットPC)を活用した教育DXを進めています。
令和6年12月6日、この取り組みを広く展開することを目的に、市内はもとより、北は北海道から南は沖縄まで全国から約300名の参観者をお迎えし、指定校4校(若木小・武内小・武雄北中・武雄中)による公開授業を開催しました。
指定校4校をツアー形式で巡りながら授業を参観いただいた後、武雄中学校において、全体会を2部構成で開催。第1部では日々タブレットを活用する中学生3名が登壇し、こどもたちの視点からみた「学習者主体の学びの授業デザイン」について、本音で語ってもらいました。
第2部では、武雄の教育DXをご指導いただいている宮崎大学の新地辰朗教授、中村学園大学の山本朋弘教授より授業の講評と、今後の課題についてご助言いただきました。
技術革新やグローバル化など、変化が激しい時代を生き抜くため、こどもたちの学びの変革が求められている今。
教育大綱に掲げる「Move Forward 未来は私たちが創る」「もっと、こどもまんなか」のもと、新しい学びのスタイルや、教師の働き方改革にも寄与する校務のDX化に取り組んでいきます。
市町村ごとの学校における教育の情報化の実態等調査結果 主要項目についての経年変化