【高梁市】高梁高等学校 DXコモンズ_未来を切り拓く!「DSラボ」始動 ーデータ×AI×協働で学びが変わる!
待ちに待った「DSラボ(データサイエンス・ラボ)」が、ついにお披露目です!ここは、データサイエンス×AI×協働探究をテーマにした、次世代型の学びの拠点。仲間と共にデータを読み解き、AIや最新テクノロジーを駆使しながら、リアルな課題に挑むための教室です。
■デジタル×アナログの融合空間
ラボに隣接する図書室も、学びの大切なパートナー。紙の資料を手にしながら、デジタルデータを照らし合わせて分析したり、参考文献をもとにAIモデルを検討したり――。まさに「アナログとデジタルの融合」を体現した空間となっています。静かな図書室で思索を深め、ラボでディスカッションを重ねる。その行き来が、探究をより深く、豊かにします。
■自由に組み合わせられるミーティングテーブル
個人ワークからチームディスカッション、大規模なブレインストーミングまで、テーブルの配置を自由に変えることで、学びのスタイルを自在にデザインできます。「みんなで考える」を実現するための、柔軟な空間です。
■プレゼンも研究発表も自由自在
・壁付プロジェクタ × 2台
・天吊プロジェクタ × 1台
どの席からでも見やすく、発表形式も柔軟に変えられるよう設計されています。教室全体がまるでステージのように活用できるため、発表会やシンポジウムもスムーズに実施できます。
■充実の設備で“考える力”を最大化
ラボには、探究活動を強力にサポートする最新設備が整っています。
・高性能ノートパソコン × 11台
データ解析からAIモデルの構築まで、本格的な研究活動が可能です。
・グループディスカッション用電子黒板(75型) × 1台
大画面での共有や発表がスムーズに。グループのアイデアをその場で可視化できます。
・モバイルディスプレイ(32型) × 11台
各チームが自由に移動・設置できる“動く黒板”。タッチ操作や書き込みが可能で、思いついた瞬間にアイデアを形にできます。一つの画面を囲みながら議論を重ねることで、創造性が自然と引き出されていきます。
■これから始まる、新しい探究のカタチ
DSラボは、ただの教室ではありません。ここから生まれるのは、データで世界を読み解く力、仲間と共に課題を発見し、解決していく力。テクノロジーと人間の知恵が融合する、新しい学びの場が、いよいよ動き始めます。
■DXコモンズ―未来を創る「学びの交差点」―
「DXコモンズ」は、デジタル学習と協働的探究の拠点として誕生しました。
ここには、DSラボ(データサイエンス・ラボ)、GCスタジオ(グローバルコミュニケーション・スタジオ)、そしてITルーム(インフォメーションテクノロジー・ルーム)という3つの特色ある空間が連携し、学びの可能性を無限に広げています。ICTを活用した授業・プレゼン・グループワークなど、多様な学びが可能なこの空間で、生徒一人ひとりが未来を拓く力を身につけます。最新のコンピュータや映像編集、3Dプリンタ等、さまざまなデジタルツールを活用できます。プロジェクタ、電子黒板、モバイルディスプレイ、可動式の机や椅子等が整い、ディスカッションやプレゼンテーションをスムーズに行えます。
【岡山市】岡山東商業高等学校 就職内定者研修会!
10月24日(金)には「高校向け18歳成人と銀行・クレジットカード」をテーマに、また10月31日(金)には「違いを価値に。稼ぐ方法を考える」をテーマにして、就職内定者研修会を実施しました。
第2回の研修では、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社の大﨑美苗先生を講師にお招きし、Zoomを利用したオンライン講義を行いました。
今回の研修では、生徒がグループに分かれ、「稼ぐ方法」についてアイデアを出し合い、意見をまとめる活動を行いました。大崎先生からは「稼ぐとは、労働の価値とお金の交換であり、単なる時間の交換ではない。また、有用性・希少性・多様性を理解することが大切である」というお話をいただきました。生徒たちは資産形成に関する知識を深めることができ、大変有意義な研修となりました。
なお、就職内定者研修会は、毎年1月中旬までの期間に、就職前の校内研修として継続的に実施しています。
【岡山市】岡山東商業高等学校 公開授業の実施(2年1組「文学国語」)!
11月4日(火)第5校時、2年1組において「文学国語」の公開授業が行われました。 本時は「言葉でスケッチ」の単元で、「東商デパート」で取り扱う商品の魅力を伝えるロールプレイングを通して、言語活動の大切さを改めて確認する授業が展開されました。
生徒達は購買意欲を高めるための言葉選びや方法を工夫しながら、自らの考えを積極的に発表しました。
思考力や表現力の向上を目指した活動を行い、言葉によるコミュニケーションの楽しさや難しさを実感する機会となりました。
当日は多くの教員が見学に訪れ、授業の進行や生徒の発表の様子を熱心に参観していました。
【岡山市】岡山東商業高等学校 学校の授業風景No.2!
ある日の授業風景を紹介します。
この日の授業は商業科目を多く見学しましたが,保健,生物,英語,国語の授業風景もあります。
各生徒の端末には「教材が配信され、すぐに書き込める,なんてのも当たり前のことですね。
また、ホワイトボードに投影しているプロジェクタへは無線で接続することができ,教師はiPadを持って、机間指導しながら投影できるようです。
【岡山市】岡山芳泉高等学校 芸術と探究から広がるICTの活用 3種の生成AIも活用し学びを深める
岡山県立岡山芳泉高等学校(以下、芳泉高校)は、「志高く心が広く大きいこと」を意味する「気宇広大」を建学の精神とし、主体的に行動する力、多様な人々と協働する力、新しいものを創造する力の育成を目標に、日々の学習活動が行われている。そうした学習の中で日常に活用されているのが、学習者用端末のiPadをはじめとしたICTだ。文房具のようにiPadを活用しながら、アクティブラーニングに取り組む芳泉高校の学びの様子を見ていこう。
芳泉高校の生徒たちはiPadを文房具のように扱っている。授業の中でも板書内容をデジタルノートに手書きする生徒もいれば紙のノートに手書きする生徒もいる。また、授業内容についてChatGPTに質問して理解を深める姿も見られた。
ペンタブなどを使った映像制作授業
芳泉高校は、GIGAスクール構想の1人1台端末整備以前からICTを活用した学びに力を入れてきた学校だ。その当時整備されたコンピューター室は、現在美術と音楽という芸術科目で活用が進められている。
例えば美術では、「Mac mini」やワコムのペンタブレットを整備し、映像制作の授業などで活用している。取材した選択美術の授業では、映像編集ソフト「Final Cut Pro」やペイントソフト「CLIP STUDIO PAINT」を使いながら、レイヤーの概念や画像の変形や移動が簡単に行えるデジタルの強みを学んでいた。最終的にはクラスで一つのアニメーションを制作し、音楽や書道選択の生徒たちの制作物と組み合わせた合同発表会を実施する予定だ。音楽科では歌声合成ソフトウェア「VOCALOID」も導入しており、本ソフトで制作した音楽と、映像制作で作ったアニメーション、書道パフォーマンスを組み合わせるのだという。この美術の授業を担当した芳泉高校 情報企画課長 芸術科(美術)指導教諭の平尾教人氏は「1学期は日本画の制作を行いました。日本画は実際の風景やモチーフを目の前にして描くのではなく、自分が取材したスケッチを組み合わせて構成していきます。この沢山のスケッチからコラージュのように構成していく作業はデジタルの方がやりやすいのではないかと考え、その授業の中でペイントソフトを活用していました。今の授業で取り組んでいるアニメーションなども、レイヤーを重ねていく作業が江戸時代の浮世絵版画の版を重ねる作業と近いため、そういった授業への展開も視野に入れています」と語る。
こうした芸術科目に特化したコンピューター室のほか、同校はDXハイスクールの取り組みとして最新のデジタル機器を整備した「ササラボ」という教室も整備している。ササラボにはスライド型の電子黒板が2台導入されているほか、3Dプリンターや高性能PC、VRゴーグルなどが導入されており、課題活動のための探究活動を行う場として活用されている。本教室が整備されたのは去年の後半だったが、すでにササラボの3Dプリンターを活用し、彫刻作品を作った生徒もいたという。
選択美術の映像制作の授業では、レイヤー構造などを学ぶため教員が支給したイラストを用いて簡単なアニメーションを作っていた。整備されたMac miniやペンタブレットを活用し、生徒同士で相談しながら目的のアニメーションを作り上げていた。
生成AIで生徒の考察がより深まる
普通科目の授業ではどうだろうか。冒頭に述べた通り、芳泉高校では1人1台の学習者用端末にiPadを採用している。またデジタルシティズンシップ教育を実践しており、端末の利用は生徒の主体性に任せている。漢文の授業でノートを取る場面では、iPadのデジタルノートに手書きする生徒もいれば、ソフトウェアキーボードで入力する生徒、紙のノートに書き留める生徒などさまざまだった。
また芳泉高校では、教育に生成AIを活用している。「本校では2024年6月のPTA総会で、生成AIを活用していくことを保護者から承認いただき、その後6月後半からChatGPTやCopilotの教育利用をスタートしました。現在はGeminiも含めた3種類の生成AIを活用しています。生徒たちは、自分の考えの壁打ち相手として生成AIを利用したり、レポートのような自分の考えをまとめる作業で生成AIを利用したりしているようです。特にレポートなどは、今までよりもちょっと深い考察をした内容を書いてくる生徒が増えてきましたね」と平尾氏は語る。
平尾氏は今後も、生徒に身に付けてほしい力を共有しながら生成AIの活用を進めていく予定だという。「最近GeminiとGoogle Workspaceが連携したことで、マイドライブ内の情報を基にGeminiが答えを返してくれるようになりました。これまでは授業の資料などをGoogle Classroomを通じて生徒に配布していましたが、そうした資料をマイドライブに格納すれば、Geminiがまるで私の代わりのように生徒からの質問に回答できるようになるでしょう。自分で復習がしたい生徒はGemini相手に授業の復習ができますし、それでは分からない生徒や、より高度なことを学びたい生徒などは教員に相談して学びを深めるようなことが可能です」と平尾氏は将来的な活用イメージを語る。Geminiを使うことで、生徒の隣にもう1人教員がいるようなイメージで、学びを深められるのだ。
こうした活用を進める上では、教員全体でICTを活用するスキルを向上させていくことも不可欠だ。芳泉高校ではICT関係の研修を年に複数回実施している。これらの研修は自由参加になっており、研修の様子を動画で撮影しておくことで参加できなかった教員も、その内容を後から振り返れるようにしているという。「ICTの活用を広げていくためには、アナログな風通しの良さも重要と捉えています。例えばある先生がツールを使った時に『これはいいね!』と大きな声で言ってくれれば、周りに職員が集まってそれを共有しながら広げていけるでしょう。そうした土壌が本校にはもともとありますので、生成AIなどで校務負担の軽減にも取り組みながら、さらにICTやAIの活用を広げていきたいですね」と平尾氏は締めくくった。
ササラボには、スライド型の電子黒板が2台導入されているほか、高性能PC、VRゴーグル、3Dプリンターなど、探究的な学びをサポートする環境が整備されている。
市町村ごとの学校における教育の情報化の実態等調査結果 主要項目についての経年変化