【松本市】松本県ヶ丘高等学校 【情報Ⅱ夏季集中講義】①
8月17日(月)~20日(木)の4日間、情報Ⅱの集中講義を行いました。
[1日目]
1日目は、校内でデジタルファブリケーションの実習です。3Dプリンタとレーザー加工機を使い、生徒それぞれが事前に計画した「作りたいもの」を一日かけて形にしました。動物などの有機的な造形はBlenderで、機械的な構造を持つものはFusionで設計しました。簡単なマニュアルは用意されますが、あとは各自の創意工夫と周りとの協力に任せられます。
出来上がったものは、歯車がかみ合って動くキーホルダー、インコやポケモンのフィギュア、写真立て、レーザー加工で仕上げたジャック・オ・ランタン、判子など、多様です。生徒たちは、もっと苦戦するかと思っていましたが、初めて触ったのか疑わしいほどソフトを使いこなしていました。一度出力してから手直しする時間も取れ、試行錯誤してものづくりする楽しさを感じる1日でした。
[2日目]
2日目は、金沢学院大学の後藤先生をお招きし、「データサイエンスとAIがつなぐ情報システム」と題した講義・実習を行いました。AIとは何か、どのような種類があり、どこで動いているのかという整理から始まり、YOLOによる物体検出、骨格・姿勢推定、音声認識や文字起こし、さらにドローンや買い物アプリの実演まで、一日を通して幅広く扱っていただきました。生徒にとって印象が大きかったのは、「自分には到底できないと思っていたこと」が、実際には短いコードで動いてしまうという体験だったようです。Webカメラで撮影した自分の顔を学習させ判別させる方法、物体検出で写真に写ったものを認識させ、人間の骨格を推定させる方法などを学びました。大学での研究の紹介もしていただき、情報系への進学を考えている生徒にとっては進路のイメージを具体化する機会にもなりました。
※4枚目の大きな写真は、YOLOモデルで物体認識と骨格推定をしたものです。
【上松町】上松中学校 顔を突き合わせて熱く語ったひととき!小中合同職員研修
8月6日(木)、上松小学校にて小中合同の職員研修会が行われました。
テーマは「子どもの意識で単元を展開する授業力をつけましょう!!」〜総合的な学習の時間を例に考えることを通して〜 です。
まずは本校の1年生の実践や、授業づくりで大切にしてきたことについて発表しました。探究は、先生がレールを敷いて引っ張るものではなく、子どもの「次はどうなるんだろう?」というワクワク感に寄り添い、共に創り上げていくもの。子どもたちの「どうしたい?」「どうすればいい?」という声を聞き、拾い、繋げていくための「指導の引き出し」の大切さを再確認しました。
後半は、小学校・中学校の先生がミックスされた3つのグループに分かれ、1年生の今後の学習展開についてアイデアを出し合いました。小学校での学びの基盤を知る中学校の先生、中学校での成長を見据える小学校の先生――それぞれの視点が交差するグループワークは、笑顔と熱気にあふれるとても素敵な時間になりました。
「上松の子どもたちのために、もっと良い学びを作っていきたい!」
先生たち自身も改めて刺激を受け、一人ひとりがパワーアップを誓った時間となりました。これからも小中で手を携え、子どもたちの「自ら学ぶ姿」をしっかりと支えていきます!
【上田市】上田染谷丘高等学校 最近の探究活動の様子
1年生では、「夏休みの3週間でやってみる!仮説検証計画」に取り組みました。自ら3週間検証し続けられる仮説を設定し、その仮説を検証するための計画をスライドにまとめ、グループごとに発表を行いました。
2学年では、3月の探究報告会に向けて取り組む探究活動の企画書を作成し、グループや担当教員と意見を交わしながら、夏休み中に実施する活動の計画を立てました。夏休み明けには、活動の成果や考察をまとめ、報告発表を行う予定です。
3学年では、これまでの探究活動で身に付けた探究的な手法を生かし、一人ひとりが進路実現に向けた探究に取り組んでいます。
【松本市】松本秀峰中等教育学校 【2学年】秀峰祭、はじめてのクラス企画に向けて
9月に開催される秀峰祭に向けて、2学年でも準備が進んでいます。
1年生として初めて秀峰祭に臨んだ昨年度は、学年全体でモザイクアートの制作に取り組み、当日は校舎を彩る大きな作品を完成させました。
今年度はクラスごとに企画を立ち上げ、それぞれが一から内容を考えて準備を進めています。
初めてのクラス単位での企画ということもあり、各クラスではアイデア出しや役割分担についての話し合いが行われています。
「どんな企画にすれば来場者に楽しんでもらえるか」
「どのように工夫すれば魅力が伝わるか」
など、生徒たちは意見を出し合いながら、少しずつ形にしていこうとしています。
これまで学年全体で一つのものを作り上げてきた経験を活かしつつ、今度はクラスごとの個性やアイデアが試される新たな挑戦となります。
試行錯誤を重ねながら準備に取り組む様子からは、生徒たちの主体的な姿勢が感じられました。
秀峰祭本番に向けて、各クラスがどのような企画を作り上げていくのか、今後の展開が楽しみです。
【長野市】長野高等学校 3年選択生の課題研究発表会を実施
2年生を聴衆に、これまで取り組んできた研究の成果を発表しました
3年生の総合の時間「グローカルアカデミア」は、選択生の授業です。7月13日(月)が最後の授業で、2年生を聴衆に課題研究発表会を行いました。
発表会は、2年生の各教室に2人ずつが入って、ひとり15分間の持ち時間でプレゼンテーションと質疑応答を行いました。2年次から継続している研究も3年生になって実験や調査などを追加して内容をブラッシュアップさせたり、学校に新たな仕組を導入する活動を続けてきた研究、新たにテーマを設定して始めた課題研究など、それぞれに熱意のある研究発表でした。
以下は、3年生の発表タイトルです。(名簿順)
2組 山﨑さん「行動者を育てる教室イベントを開催したい!」
3組 森岡さん「つなぎめぐる善光寺門前町~観光業の地域還元とは何か~」
4組 井端さん「生理用品を「当たり前」の存在に」
5組 遠山さん「若者言葉から読み解く「普通」の意味」
5組 堀内さん「手汗に対応した絆創膏を創る」
5組 宮本さん「大きな言葉の小さな音楽」
6組 林さん「金鵄祭システムの改良と一般展開」
6組 柳澤さん「長野駅のお土産売り場は利用者にとって最適な場所なのだろうか」
今年度の3年生は少人数だったこともあり、校内も含めて発表回数が多かったことと思います。大阪大学主催の「第11回待兼山会議」や上田高校主催の「第9回北陸新幹線サミット」に参加した生徒たちは、県内外で同じように課題研究に取り組んでいる同世代と積極的に意見を交換し合いました。また、1年生や2年生の前での研究発表では、後輩たちの質問に丁寧に答えている姿も印象的でした。
3年生のグローカルアカデミアは、発表会でひと区切りです。授業は終わりますが、今後は、活動成果を残す研究集録の発行に向けて、各自で論文をまとめることになっています。自分たちの探究心を高校での活動にとどめることなく、ぜひ大学以降の学びに繋げていってください。
発表を聞いた2年生の感想などの抜粋です。夏休みに向けて研究活動を進めている2年生にとって参考になるところが多かったことと思います。
・身近なことを掘り下げる研究がやっぱりおもしろいし、知らないとかありえなかった発見があって良い研究になると思いました。自分の研究も「身近に」というのを大切に進めていきたいです。
・自分のテーマをその都度修正して、漠然とした感じだったらもっと絞る、自分のテーマが社会の中でどうなるのだろうと視野を広くして考えてみる等を学んだ。自分がやるべきことはこれだと決めつけるのではなく、たまに全体像をみて修正していきたい。
・社会貢献をするには需要が存在するのか。また、今のテーマで研究が成り立つのか、既にある研究をなぞるだけになってはいないかなど、研究の内容だけでなく進め方を参考にしたい。
・社会から情報を取り入れたり、自分で実験をして科学的データを取ったりと、様々な方向からのアプローチをされていたので、とても説得力のある発表でした。
・テーマ自体は自分の研究とは似ていないけれど、研究や実験をする過程での考え方は自分の研究にも活かせそうだと思った。
・定義付けは大切だと感じた。自分も実験をして、データを比べたいと考えているので、その基準をまずは決めておくのが大切だとわかった。また、自分のテーマ、分析・考察それぞれどんな目的で行われているかを常に見失わないようにしたいと感じた。
・完璧な状態で研究を終えるのが全てではなくて、課題が残っていたり、うまくいかなかった反省点があったりしても、そこから何か得られるものがあれば一つの研究として成立するということがわかってとても参考になった。
昨年度にひきつづき、発表会を信州大学の教職員大学院の先生方に参観していただきました。各教室で生徒たちの発表に対する講評や、探究活動へ感想などもいただきました。先生方、お忙しい中、ありがとうございました。
市町村ごとの学校における教育の情報化の実態等調査結果 主要項目についての経年変化