【今帰仁村】今帰仁村立今帰仁中学校 GIGAびらき~わくわくDX(情報化)に向けて~
4月11日(金)、本校では全校生徒を対象に「GIGAびらき~わくわくDXに向けて~」を実施しました。
4校時は1年生を対象に、5校時は全学年を対象としたオンライン形式で行いました。
1年生にとっては中学校での初めてのChromebook活用ということで、
IDカードや端末の管理方法、Googleアカウントの取り扱い、ログイン・ログアウトの基本、そしてタイピング練習の方法など、今後の学びに必要な情報を確認しました。
特に「Google Chat」や「情報モラル」に関する説明では、正しい使い方が未来の自分たちを守ることにつながると理解してくれました。
担任の先生が作成した「学級スペース」を使って、
クラス全体でGoogleチャットを体験。
実際に「しりとり」や意見交換を行いながら、楽しくチャットの基本操作を学びました。
5校時は全校生徒が各教室にてオンラインでつながり、
「なぜChromebookが学校に導入されたのか」
「情報モラルと情報リテラシーの違い」
「生成AIの使い方と注意点」などについて共有しました。
また、2・3年生は実際にGoogleの生成AI「Gemini」を使って、部活動や趣味の悩みをAIに相談する体験を行いました。
1年生は先生を通じて生成AIを体験し、「AIは完璧ではないが、自分の考えを深めるための道具として使う」という新しい学び方に触れることができました。
今年度も今帰仁中では、「わくわくできる情報化(DX)」に向けて「安心・安全で効果的なICT活用」の環境・指導のもと全校で取り組んでいきます。
※本日使用したスライドは、お子様のアカウントでGoogleクラスルーム「情報の時間2025 」にて閲覧可能です。
【伊平屋村】伊平屋中学校 離島のICT教育を支えるHP Fortis x360 G5 Chromebook
2ndGIGAがスタートし、いよいよ根付いてきた感が強くなっている日本のICT教育。新たに構築された教育地盤を支えるのは、児童生徒らが毎日手にするGIGA端末と、それらが有機的につながるためのネットワークの存在だ。HPは未来へ向けて最適なICT教育の環境構築のために、日本中の学校と共に協力体制を創っている。今回は、沖縄県にある伊平屋島を例に、その取り組みの一部を紹介したいと思う。
学校紹介)
伊平屋島は、沖縄本島の北方約50kmに位置する離島だ。住所としては沖縄県島尻郡伊平屋村となり、2024年11月現在、約1,100名が暮らす、自然豊かな島だ。本島とは1日2便のフェリーで結ばれており、農業、漁業、観光産業などで生業を立てている。伊平屋村立 伊平屋中学校(以降、伊平屋中学校)は島にある中学校のひとつで、今回のHP eSIM Connect対応、2ndGIGA向け端末「HP Fortis x360 G5 Chromebook」の実証実験の舞台となっている。
豊かな自然の中に息づくICT教育
HP 岡
―伊平屋島には初めて訪れましたが、海がとてもきれいで心が奪われるようでした。すばらしい自然環境の中で学べる生徒さんがうらやましいですね。伊平屋中学校はどのような学校なのですか?
大田
生徒数38名の小さな学校ですが、幼稚園からずっと同じクラスで学び、育ってきたこともあり、生徒たちの仲が非常に良いのが特長だと思います。部活動にも積極的で、中学校では男女ともにバレーボールに打ち込んでいます。その成果が出たのか、去年は新人大会で男子が国頭地区で優勝することができました。
先生たちも子どもたちの個性をしっかり伸ばしていけるよう、生徒たちと共に一緒に歩んでいるような校風があります。また、島の大人たちは子どもをとても大切にし、伊平屋島の文化の担い手として育てます。子どもたちは自分たちが生活している島ではどんな文化が培われてきたのか、楽しみながら学び、祭りのときなどにはその成果を発表することもあります。最近では祭りのための太鼓を練習していますが、みんなイキイキと汗を流しています。
HP 岡
―自分たちが育った土地に誇りを持てる、すばらしい風土ですね。ICT教育ですが、いよいよ2ndGIGAへと突入しましたね。これまでの伊平屋中学校でのICT教育はどのように進んで来たのですか?
大田
コロナ禍のころからスタートしましたが、当初はネット環境が良くなくて、全員がアクセスすると回線が落ちるというところから始まりました。何回か工事をしてよくなってきたのですが、自宅と学校の両方でインターネットが使えるようになるまでは時間がかかりましたね。
そんな苦労もありましたが、生徒たちはずいぶんICTデバイス類は慣れてきた印象があります。ここは中学校ですが、小学生から1stGIGAを体験している子どもたちが入学してきているので、タイピングも上手ですし、素地はできていると考えています。
HP 岡
―先生たちはどのような授業をしているのですか?
大田
先生方はなるべく生徒たちにICTを使わせていきたいと考えています。ですから、なるべくGIGA端末を使った授業をするように工夫しています。電子教科書などはもちろんですが、スライドを作成させて発表させるというスタイルは、自分たちの考え方をアウトプットできる場にできるので生徒たちからの反応も良いです。ほかにもクイズ形式で勉強ができるソフトウェアを使った授業を取り入れるなど、まずはICTが楽しいものだと思ってもらうことからスタートしています。
HP Fortis x360 G5 Chromebookの試験導入で何が変わった?
HP 岡
―伊平屋中学校がICT教育に熱心な様子が分かりました。現在の課題はありますか?
大田
やはり、島にはフリーWi-Fiがないような状態ですので、ネットワークの充実という意味ではまだまだだと思います。光回線は来ているので、Wi-Fiの問題は将来的に解消へ向かうと思います。LTE、5G回線に関してはキャリアによって差が大きい印象がありますね。
HP 岡
―やはりネットワークに課題が残る感じですか。今回実証実験用としてお渡ししているHP eSIM Connect対応のHP Fortis x360 G5 Chromebookの使い心地はいかがでしょう?
高良
個人的な感覚もありますが、最新モデルだけあって、ストレスなく動きますし、非常に使いやすい印象が強いです。プリイントールされているアプリも豊富で、すぐに教育の現場で使えるものがたくさんあるのはとてもうれしかったです。
HP 岡
―HP Fortis x360 G5 Chromebookは、プロセッサーに最新のインテル® プロセッサー N100を搭載しているので、以前のGIGA端末よりもずいぶんとレスポンスは良いと思います。また、米軍調達基準のMILスペックをクリアしていることはもちろん、ヒンジやUSBポート、キートップなど、壊れやすい部分を強化しているので、破損しにくい設計です。ソフトウェアに関しては、Google GIGA Licenseの利用を想定していますし、導入率の高いチエル社のInterCLASS® Console Supportなどもプリインストールしているので、即戦力を高めています。今回はLTE回線が容量無制限で5年間使い放題になる「HP eSIM Connect」対応モデルですから、課題となっているネットワーク環境の向上にも役立つと思います。
金城
おっしゃる通り、HP eSIM Connectの効果は絶大だと思います。端末そのものもパフォーマンスがかなりアップしていますし、どこにいてもインターネット環境に繋がることができるので、以前は個人的に自主性に任せていた自学自習を積極的にやってくる生徒が増えました。先生方も生徒たちの自主性が上がったことを受け、予習、復習に繋がるような宿題や課題を提供することができるようになり、非常に喜んでいます。
HP 岡
―それはすばらしい前進ですね。さっそくHP eSIM Connectのメリットを生徒さんたちも感じていただいているようでうれしいです。
金城
その通りだと思います。積極的に端末を使って勉強してくれるようになると、生徒一人ひとりについて、どこができていて、どこができていないか把握も容易になります。生徒個人が何を伸ばしてよいのかをより深く知ることができるのは大きな収穫だと考えています。
HP 岡
―HP eSIM Connectの受信状況はどのような感じですか?
高良
生活範囲のほとんどで使えています。「港でもつながったよ!」とうれしがっている生徒もいましたね。HP eSIM Connectはau回線を利用していると伺いましたが、他のキャリアは山側に立つと極端に悪くなるものもあるのが現状です。しかし、HP eSIM Connectに関してはそういうこともなく、どこにいても快適に使えます。
HP 岡
―各ご家庭でも安定して使えているようで良かったです。リモート授業はやっているのですか?
大田
休みがちな生徒もいるのですが、その子には今回の実証機を与えてリモートで授業を進めています。その子の家庭ではこれまでネット環境がよくなかったのですが、この端末になってからは安定してネットワークに繋がることができるようになったので、リモート授業に参加できるようになりました。
HP 岡
―それは素晴らしいですね。
高良
安定したLTE回線が日常的に使えるようになったので、リモート授業の可能性はまだまだ広がると思います。このような良い環境になったのは、HP eSIM Connectや端末の設定、ネットワークの改善などで尽力いただいた、地元の窓口であるサン電通エンジニアリング株式会社様のご尽力も大きいと思います。いつもありがとうございます。
HP 岡
―HP Fortis x360 G5 ChromebookとHP eSIM Connectによってネットワーク環境が改善され、とても良い方向に向かっているようですね。私たちとしてもうれしいです。
2ndGIGAへ弾みをつけるHP Fortis x360 G5 Chromebook
HP 岡
―HP Fortis x360 G5 Chromebookの機能で、他に生徒達から反応が良い部分などはありますか?
高良
タッチペンが使いやすいと評判で、すでに使いこなしている生徒が多いです。図形などを描いてペン先でくるくると回して遊んでいますよ。感圧式のタッチペンならではの使い方になりますが、美術の時間ではデッサンにも使っています。様々なシーンで本格的な使い方ができるので、デジタル学習の幅が広がったように感じますね。
他にはWebカメラですね。高解像度なのでQRの読み込みもスムーズですし、写真を撮って課題に使うということもしています。
また、せっかく回線が良くなり、Webカメラやマイクも高性能になったので、英語の授業などで海外の学校とリモート文化交流などもしてみたいと思っています。(※取材後にトルコの高校生とのリモート文化交流を実施。生徒たちにも大好評だったという。)
HP 岡
―さっそく、HP Fortis x360 G5 Chromebookの機能をフル活用いただいているのですね。今後はどのような方針でICT教育を進めていかれるご予定ですか?
大田
HP様のおかげでよい環境下で実証実験ができました。やはりICT教育はデジタルデバイスを上手に使い、いかに学習に結び付けていくかが大切だと思いました。これからも先生方とも話し合いながら、生徒達が楽しんで学べるようなICT教育を取り入れていきたいと考えています。
高良
小学校の先生方も同じですが、教員の研修では自由進度学習がよく出てきますし、流れ的にはそちらへ向かっていくのだと思っています。先生方が研修で培ったノウハウを持って、HP Fortis x360 G5 Chromebookを活かしながら個別最適な学習に結び付けていけたらよいですね。
大田
インターネット環境が安定して得られるようになれば、中学校の全生徒が端末を持ち帰って使うということが日常になってくると思います。そうなれば、災害時の対策としてGIGA端末が役立つというケースもあるかと思います。HP Fortis x360 G5 ChromebookとHP eSIM Connectの組み合わせは、これからもいろいろなものに使っていけそうな気がしています。実証実験の期間を使って、今後も様々な課題を見つけて試していきたいと考えています。
HP 岡
―ICT教育の促進はもちろんですが、多方面でGIGA端末を使っていただき、新たな可能性を見つけてくださると私たちとしてもうれしいです。今後の結果報告も楽しみにしています。本日はありがとうございました。
伊平屋村立 伊平屋中学校、サン電通エンジニアリング株式会社、KDDI株式会社、株式会社 日本HPで構成される伊平屋島中学校の実証実験メンバー
※このコンテンツには日本HPの公式見解を示さないものが一部含まれます。また、日本HPのサポート範囲に含まれない内容や、日本HPが推奨する使い方ではないケースが含まれている可能性があります。また、コンテンツ中の固有名詞は、一般に各社の商標または登録商標ですが、必ずしも「™」や「®」といった商標表示が付記されていません。
【石垣市】川平小中学校 学校生活の様子
本日「全国学力学習状況調査」が実施されました。
小学校6年生も中学校3年生もみんな頑張って問題に取り組んでいました。
6年生。集中して問題を解いてます。
中学生も頑張って問題を解いてます。
何を発見したのかな?
【石垣市】昇野城小学校 6年1組の様子です♪ タブレットを活用しながら社会科の授業に取り組んでいました(
6年1組の様子です♪ タブレットを活用しながら社会科の授業に取り組んでいました
6年3組の様子です♪ こちらもタブレットを活用しながら授業に取り組んでいました(^^)/
【那覇市】安岡中学校 【令和7年4月15日(火)】★全国学力・学習状況調査1日目(理科・生徒質問紙調査)
新聞報道でもありましたが、昨日は全国学力・学習状況調査の「生徒質問紙」と「理科」の調査がありました。この調査は、『全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析』と『学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善』を主な目的として、毎年4月に実施されるものです。全国と比較して、生徒自身の強みや課題点を知ることは、とても有意義なことだと思います。また、「生徒質問紙調査」では、『毎朝、朝食は食べていますか』『自分には良いところがあると思いますか』『学校に行くのは好きですか』など、学習を支える家庭や学校生活への質問が出されます。こちらも全国と比較して、本校の状況を把握し、学校経営に生かせるという点でも、とても参考になります。特に今回「理科」については、CBT(生徒の学習端末を活用したオンライン調査)を採用しているので、早めに把握ができることも特徴となっています。本校の生徒たちも真剣に調査に参加していました。今後「国語」「数学」を17日(木)に行う予定です。
市町村ごとの学校における教育の情報化の実態等調査結果 主要項目についての経年変化