【鹿部町】ノーススター、子どものオンライン診療アプリ「キッズドクター」が北海道鹿部町と連携開始
ノーススターは16日、子どものオンライン診療アプリ「キッズドクター」が北海道鹿部町と連携を開始したと発表した。
同町民向けにキッズドクターが行う「チャット健康相談」の相談回数無制限プランを提供し、子育て世帯の安心・安全な暮らしをサポートする。
キッズドクターの「チャット健康相談」は、子どもの健康や病気に関する不安をチャットを通して看護師に無料で相談できる。通常3カ月に3回までの回数制限があるが、今回の連携により、同町の住民は回数制限なく何度でも利用できる。
地域における教育格差の解消へ…北海道が挑戦する最新遠隔授業とは
北海道教育委員会は、どこに住んでいても高校生が自らの可能性を最大限に伸ばせるよう、多様な学習機会と質の高い教育環境の提供を目指し、小規模校への遠隔授業を導入している。道内の公立高校へ遠隔授業を配信する拠点「T-base」の現場を取材した。
北海道教育委員会は、どこに住んでいても高校生が自らの可能性を最大限に伸ばせるよう、多様な学習機会と質の高い教育環境の提供を目指し、小規模校への遠隔授業を実施している。
北海道内の中学校卒業者数は、ピーク時である1988年の9万2,222人から2023年の4万1,178人へとピーク時から約45%に減少。2031年には3万6,312人と2023年から約4,900人減少すると予測される。一方で、広大な北海道だからゆえ、通学の便への配慮から生徒数の減少率と、学校の減少率が比例しておらず、1学年1学級の小規模校が増加している。道内の約3割の公立高校が小規模校だといい、道立高校では小規模校を中心に教員が不足し、生徒の進路希望に応じた科目開設が難しい状況にある。
17年前に始まった北海道の遠隔授業
北海道の公立高校における遠隔授業の取組みは、2006年度の「新たな高校教育に関する指針」に遠隔授業等による学校間連携の充実が明記されたことがきっかけだ。2008年度に7つの高校で遠隔授業が始まり、2012年度には15校に増加、2013年度からは研究開発学校制度を活用し、単位認定の在り方に関する実証研究を開始した。地域連携特例校は、2017年度の19校から2020年度には24校に増加している。
2021年度には、文部科学省のCOREハイスクール・ネットワーク構想を活用し、生徒の多様な進路希望の実現および学校間連携の充実に向けた調査研究を開始。札幌市北区屯田の有朋(ゆうほう)高校内に「北海道高等学校遠隔授業配信センター(通称:T-base)」を設立し、集中管理方式に移行した。T-baseという名前は、Tele Teaching(遠隔授業を)、Tied Triangle(配信センター、受信校、道教委の三者がしっかりと結び付いて)、Tonden base(屯田から発信する拠点)から由来する。
T-baseは、生徒の興味・関心や進学希望等に対応する教科・科目の授業を配信し、連携校および離島に所在する道立高校の教育課程の充実を図っている。2023年度からはすべての学年で遠隔授業を配信しており、配信教科・科目の拡大や進路指導体制の充実を進めている。また、生徒が多様な意見や考えに触れながら協働的な活動を行うことができるよう、複数校に対して同時に授業配信を行うなど、他校の生徒と切磋琢磨できる環境の整備にも努めている。
T-baseの設置目的は、都市部への生徒の流出を防ぎ、ふるさとの発展に貢献する人材を育成することにある。特に小規模校では、進路希望に対応した教科や科目の提供が困難であるため、T-baseがこれを補完する。2024年5月現在、受講している生徒は861名で、週250時間の授業を配信。配信教科・科目数は8教科29科目におよび、習熟度別授業や合同授業、年に2回の対面授業を実施している。さらに、長期休業中の春期・夏期・冬期講習には500名以上が参加し、進路ガイダンスも教員を対象に年5回、生徒を対象に年6回開催されている。
T-baseには、フリーアドレス制の職員室に23名の専任教員が常駐し、国語、地歴・歴史、公民、数学、理科、音楽、書道、英語、情報の各教科を担当している。Google Chatを活用し、紙媒体の資料を原則廃止、朝の打合せ・定例職員会議を廃止するなど、ICTを活用した効率的な運営を行っている。
【北広島市】西の里小学校 空の様子
理科「天気の変化」の学習で、子供たちはクロームブックを使って午前と午後の空の写真を撮り、雲の様子を観察しました。「雲がいっぱいのところは、写真で見ると灰色が濃いよ!」と、気づいたことを友達に話す子や、「あれ?雲がさっきより東の方に動いてる!」と驚いたように画面を見つめる子もいました。中には「この雲はなんて名前なんだろう?もっと知りたい!」と、雲の形に興味をもつ子の姿もあり、学びに対する意欲が高まっている様子が見られました。自分たちで空を見上げ、写真を撮り、比べて考える活動を通して、自然に対する関心や不思議に思う気持ちが育ってきています。
【石狩市】花川南小学校 前記児童委員会スタート
4月14日(月)前記児童委員会スタート
第1回目の委員会を開催し、組織づくりを行いました。
どの委員会も、6年生が率先して話し合いを進めている活発な姿が見られました。
委員会の始まりに当たって、児童会書記局からは前期の児童会テーマが提示されました。
「ホップ☆ステップ☆シャイニング~笑顔でかがやけるように~」です。
大変なことも、みんなで力を合わせて乗り越えて、笑顔を広げよう、という願いが込められているそうです。
どの委員会も、このテーマに沿った活動を考え、推進していく予定です。
【函館市】北海道函館工業高校 TENHO、DXハイスクール採択校の北海道函館工業高校で「探求学習」授業を実施
TENHOは22日、北海道函館工業高校の1年生を対象に、2月13・14日にオンラインで、3月17・18日に対面で、それぞれ探求学習を取り入れた授業を実施したと発表した。
今回の授業は、文部科学省「DXハイスクール」採択校の教育強化の一環として実施するもので、生成AIを活用した探究学習を通じて、生徒の論路的思考力や問題解決能力の育成を目指した。
全体を通じた同授業のゴールは、「質の高い探究学習で創造的な思考力を身につける」ことで、生成AIの理解と活用を通して、生徒一人ひとりが自分の課題を発見して、自ら解決策を考え、アウトプットに落とし込むまでのプロセスを体験した。
授業には、同校の電気情報工学科、建築科、電子機械科、環境土木科、工業化学科の5つの学科に所属する1年生が参加。各科それぞれ全4回で構成され、第1回・第2回はオンライン、第3回・第4回は対面形式で実施した。
同校では今後、教職員向けの生成AI研修も実施予定で、同社は生徒だけでなく、教職員にもAIリテラシーを広げ、授業設計や校務での活用を推進することで、学校全体でのDX化を支援していく。
【授業の概要】
■「第1回・第2回オンライン授業」(2月13・14日)
実施形式:オンライン
テーマ:
・「生成AIの基礎とChatGPTハンズオン学習」
・「生成AIを活用したレポート作成」
主な内容:
・生成AIの基本的な仕組みに関するレクチャー
・ChatGPTを操作しながら、プロンプトのテクニックを実践
・探究学習におけるレポート作成へのAI活用を体験
■「第3回・第4回対面授業」(3月17・18日)
実施形式:対面
テーマ:
・「生成AIを用いて自身の苦手教科を特定する」
・「生成AIを使って苦手教科を克服する」
主な内容:
・AIとの対話を通じた苦手分野の自己分析
・苦手克服のための学習方法を生成AIと共に設計
・AIを活用した自律的な学習姿勢の育成
市町村ごとの学校における教育の情報化の実態等調査結果 主要項目についての経年変化