【青森市】【青森市教育委員会】 1人1台端末の利活用に係る計画(案)
1. 1人1台端末を始めとする ICT 環境によって実現を目指す学びの姿
1人1台端末及び高速大容量ネットワークを中心とする ICT 環境を活用し、個別最適
な学びと協働的な学びを進める中で、特に、互いの感性や考え方に直接触れ、刺激し合
う協働的な学びを充実させる。
1人1台端末等の活用については、AI 型ドリル教材の学習履歴等、教育データを効果
的に利用した補充・発展的な学習を推進し、自立した学習者を育成する。
2. GIGA 第1期の総括
本市では、子どもたちにとって ICT 機器は、鉛筆やノートと並ぶ必需品であり、市内
小・中学校においても日常的にそれらに触れることができる環境を整えなければ、子ど
もたちは時代に取り残され、世界から後れを取ることになると考え、国による GIGA ス
クール構想の推進のため、令和2年度から1人1台端末及び通信ネットワーク環境の整
備を行った。
1人1台端末については、令和2年度から国庫補助金(公立学校情報機器整備費補助
金)や新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、令和4年度までに
整備を完了した。
通信環境については、令和2年度に市内小・中学校の教室への無線LANの整備を行い、
高速大容量かつ安定した通信ネットワークとなるよう、各学校が接続する通信回線の帯
域を最大100Mbps から1Gbps に高速化したほか、インターネットへの接続回線数を
1回線から5回線とし、全体で5Gbps の帯域とした。
また、本市では、1 人 1 台端末を効果的に活用した取組や、先進的な取組を共有する
ことで、教員の ICT の活用意欲と能力を高め、新時代における先端技術を活用した学び
の基礎作りを目指し、令和2年度から、あおもり ICT 活用教材開発コンテストを開催し
ている。
具体的には、算数科のデジタル教科書に附属されている豊富な資料やデータを活用し、
端末内でノートを作成して保存することで、時間や場所を選ばずに、教員と児童・生徒
がいつでも振り返りができるようになった実践等が表彰されており、このような実践を
市内の教職員用ポータルサイトに ICT 活用事例集として掲載し、教職員の指導力向上に
向けて、実践例の活用を促進している。
こうした取組の成果として、小・中学校における児童・生徒の端末利用率について、
令和5年度の調査では、市内小学校の 88.1%、中学校の 89.5%が、授業における ICT 機
器の使用に関して「ほぼ毎日使用している」と回答しており、全国平均をそれぞれ大き
く上回っている。
令和7年3月
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GIGA 第2期においては、令和4年度までに本市が全ての小・中学校に導入した1人1
台端末は、個別最適な学習と協働的な学習を充実させるための必須ツールであることか
ら、引き続き ICT 環境の充実に努める。
一方で主な課題としては、1 人 1 台端末は学校における活用のほか、本市では持ち帰
りも積極的に行っているため、一定数の故障が発生することから、予備機を十分に用意
するなどの対応が必要となる。
3. 1人1台端末の利活用方策
1人1台端末については、公教育の必須ツールとしての役割を踏まえ、計画的な維
持・更新に取り組む。
本市では令和5年度全国学力・学習状況調査において、1人1台端末をほぼ毎日活用
していると回答した学校の割合が 88.1%と全国平均(65.2%)を大きく上回っており、
学校や家庭における 1 人 1 台端末の積極的な利用に引き続き努めるほか、学校図書館
において 1 人 1 台端末を活用し、図書検索や貸出機能の充実を図るなど、新たな活用
にも取り組んでいく。
教職員についても、「ICT 活用教材開発コンテスト」などを通じて、授業実践の活用
事例について共有を図るとともに、研修などにより教職員の ICT に係る指導力向上に
努め、個別最適・協働的な学びの充実が行われる授業づくりに取り組んでいく。
また、多様な教育課題を抱える児童・生徒に対しては、スクールカウンセラーやスク
ールソーシャルワーカーによるカウンセリングや相談、特別支援教育支援員による支
援に加え、1人1台端末を活用した相談体制を整備しており、今後は教職員に対する端
末の配付対象の拡大や、職員室や保健室など校内の Wi-Fi 環境を充実させることによ
り更なる相談体制の整備を行うとともに、不登校児童生徒への支援についても1人1
台端末をこれまで以上に活用しながら学びの保障に取り組んでいく
【三戸町】【三戸町教育委員会】 1 人 1 台端末の利活用に係る計画
1.1 人 1 台端末を始めとする ICT 環境によって実現を目指す学びの姿
学習指導要領及び中央教育審議会答申(令和 3 年 1 月)では、目標とする子どもの学びの姿として、
「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実による「主体的・対話的で深い学び」の実現に
向けた授業改善を挙げている。
そのため、三戸町では児童生徒が学習の基盤となる情報活用能力を身に付けながら、ICT の活用によ
って児童生徒一人一人の学習状況や興味関心に合わせた学習機会の提供と、さまざまな考え方を持つ多
様な他者との協働による学びを推進していく。
2.GIGA 第1期の総括
三戸町では公立学校情報機器整備費補助金や新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活
用して、児童生徒の 1 人 1 台端末の整備を行った。また、各教室で端末を活用できるように、公立学校
情報通信ネットワーク環境施設整備費補助金を活用しながら各教室への無線アクセスポイントの設置
や、端末の充電保管庫の整備を進めた。その他にも接続人数が多くネットワークに遅延が見られた学校
については、PPPOE 接続方式から IPOE 接続方式に変更するなど生徒児童が 1 台端末を充分に活用で
きるようなネットワーク環境の整備を進めた。さらに、新型コロナウイルス流行時には、家庭学習が可
能なように貸出用のモバイル Wi-Fi ルーターの整備などを行ってきた。
上記のように GIGA 第1期では端末整備やネットワーク環境などの機器やハード面の整備を進めた。
一方で授業用ソフト等の活用については、教職員間で差があるなどの課題もあった。
GIGA スクール第 2 期では、これまで進めてきた機器やハードを更新等によって維持しながらも、よ
り積極的な 1 人 1 台端末の活用を推進していく。
3.1 人 1 台端末の利活用方策
1 人 1 台端末の活用の前提として、1 人 1 台端末の整備・更新により現在の端末環境の維持を行って
いく。また、以下の方針に従って端末の利活用を進めていく。
・1 人 1 台端末の積極的な利活用
三戸町では 1 人 1 台端末の活用の推進として、引き続き小中学校に ICT 支援員を配置、デジタル教材
の活用や教育委員会からの ICT 活用事例等の積極的な共有によって、文部科学省が目標とする学校で 1
人 1 台端末が週に 3 回以上活用される環境の整備を推進する。
・学びの保障
不登校や病気療養といったさまざまな理由で登校の難しい児童生徒や特別な支援を必要とする児童生
徒の実態に合わせて ICT の活用による支援を行うことによって学習機会の確保を行うなど、文部科学省
の掲げる誰1人取り残さない教育の推進を行う
【平川市】竹館小学校 初任者研修(小学校特別活動研修)
先月末、本校にて初任者研修(小学校特別活動研修)が実施され、本校職員全員の協力のおかげで、無事成功裏に終えることができました。
研修が終わったあと、初任者が参加した学校の校長や教頭から、「竹館小学校の先生方、本当に良い方ばかりだと言っていた。」「竹館小学校の先生方からいただいたアドバイスがすごく参考になったと言っていた。」など、うれしい言葉をいただきました。
昨今、教員不足が問題となり、すぐ辞めてしまう教員も多いと聞きます。私たちが若い頃は、たくさん叱られながらも良き先輩から励まされたり、手本となる教員がいたりしました。今考えると、叱られ厳しかった反面、恵まれていたんだなと思います。
今回は、本当につたないものですが、自分なりに精一杯考え、初任の先生方に送ったメッセージを掲載しておきます。
先生方、今日は本当にお疲れ様でした。今日一日で、今後の学級経営や教師生活に生かせるものを少しでも得ることができましたでしょうか?
さて、みなさんは教師になるという志をもち、その夢をつかんだ方々です。かくいう私も、中学時代に教師になりたいという夢をもち、この道を選び、31年が過ぎました。
しかし、ふり返ってみると、教師としての道は決して平坦なものではなく、これまで数多くの失敗や苦労を重ねてきました。きっと私だけではなく、本校の教員も他の学校の教員も同じだと思います。
それでも教師という仕事は、失敗や苦労を乗り越えて更なる人としての成長を目指すことができるとともに、子供たちから多くの感動や充実感を与えてもらえる、本当に素晴らしい仕事です。ですから、みなさんには子供たちとふれあう一瞬一瞬を大切にし、自分自身も日々学び続けながら、教育の力で子供たちの可能性を広げていっていただきたいと願っています。
最初の数年間は初めて経験することが多く、緊張や不安もあるかもしれません。しかし、その中には必ず成長と学びが詰まっています。失敗を恐れず、笑顔を絶やさず、本日参加している仲間や同じ職場の先輩に何でも相談しながら、前へ前へと進んでいってください。そして、若さゆえの創造性や柔軟性を活かし、子供たちと共に未来を築いていってください。
ここで、私が、若い頃に、先輩教員から言われた言葉を紹介します。
「教師は月の光ではなく、太陽の光でありなさい。」
植物は、太陽の光のもとでは育ちますが、決して月の光のもとでは育ちません。
子供たちも同じです。
明るい笑顔と、温かく深い愛情という太陽の光で子供たちを照らし、かしこく、やさしく、たくましい子供たちを育てていってください。みなさんの存在が、そのまま子供たちにとって太陽の光となり、未来への希望を与えることができる素晴らしい存在になることでしょう。
先生方、これからも様々な経験を積みながら、教師の道を一緒に歩んでいきましょう。教師は、いつでも、どこにいても、みんな仲間です。私も、みなさんのことを、ずっと仲間として応援していきます。
【平川市】竹館小学校 5年生 研究授業(国語)
11月27日(水)の5校時に、5年生の研究授業が行われました。
教科は国語、単元名は「世界遺産 白神山地からの提言 意見文を書こう」です。
「白神山地の自然保護について、友だちと考えを共有することで、自分の考えを広げたり深めたりすることができる」を提案事項として授業を行いました。
5年生の子どもたち、とても頑張って授業に参加していました。
・自分の意見を、根拠も加えながら発表すること。
・他の人の違う意見のよいところを取り入れて、自分の考えをさらに深めること。
以上のことがしっかりとできており、子供たちの成長を感じた1時間となりました。
今回の研究授業が本校では今年度最後となりましたが、今回の5年生だけではなく、どの学年の子供たちも研究授業をとおして成長したと思います。
「教師の一番の仕事は授業を充実させること」ということを実感した1時間となりました。
【つがる市】木造高等学校 2年次地域づくりプロジェクト「台湾の高校生とオンライン交流をしました!」
11月6日(水)と1月15日(水)に、令和6年度青森から世界へ向かってチャレンジするグローバル人財育成事業「青森と台湾の高校生による協働学習推進プログラム」 オンライン交流事業を実施しました。1回目はつがる市の観光資源について、2回目は地域活性化へむけた観光資源のSWOT分析について、グループごとに事前に作成したスライドを使って、英語でプレゼンテーションしました。台湾の高校1年生の英語力に驚いていましたが、何とか英語で交流しようと奮闘する姿が見られました。あるグループでは、台湾の高校生が今年の夏に青森に行くかもしれないという発言を聞き、「ぜひ来て!」と興奮気味に受け答えするなど、どのグループも楽しそうに交流していました。生徒にとって貴重な体験となった交流会でした。
【黒石市】六郷小学校 朝自習の様子
今日の朝自習の様子です。
子どもたちにとっては、今の学年で最後の朝自習となります。
タブレットを使った学習に取り組んだり、読書をしたりするなど、落ち着いて過ごしていました。
【青森市】すららネット、青森市の中学5校と「個別最適な学び研究会」を発足
すららネットは、青森市内の有志の中学校5校と共に、青森市「個別最適な学び研究会」を発足させた。
青森「個別最適な学び」研究会 会長 山田大介氏(右)とすららネット 執行役員 林 俊信氏(左)
同市では現状、小中学校全体で共通するAI教材は導入されておらず、学校ごとでの導入になっている。そこで今回、同市内の生徒一人ひとりに合った学習環境を提供するため、AIドリル「すららドリル」を提供する同社と同市内の有志の中学校がタッグを組んで、同研究会を発足。「すららドリル」を導入して、効果的な活用事例の共有や研究を共にしていくことで、児童生徒の基礎学力の向上を目指していく。
また、同研究会の発足を記念して、加盟校の教員を対象にした「第1回勉強会」を、7月30日に同市立筒井中学校で実施した。
同勉強会は、会場とオンラインのハイブリッドで実施され、約30人の加盟校の教員が参加。各学校から1学期の活用について発表が行われ、学習ログをもとにした生徒の目標達成率から課題を分析したり、生徒や教員にAIドリルに関するアンケート調査をするなど、活用に向けた取り組みを行った。
また、同社の担当者は、加盟校の1学期の生徒の学習状況の概要を示し、学習ログから読み取れること、そこからの声がけなど、2学期に備えた活用法を紹介した。
【青森市】青森商業高校 来年度に購買システムを生徒が開発予定
校内の売店での商品購入「会計待ちの列が長い」「現金払いだけで不便」… 学校生活の身近な課題を『デジタル技術』で解決しようと高校生がアイディア出しあう 来年度に購買システムを生徒が開発予定
学校生活の身近な課題を「デジタル技術」で解決する方法を学ぼうと、青森市の高校で体験授業が行われました。
体験授業はデジタルに関連した学びなどを進め、2024年に文部科学省の「DXハイスクール」に採択された青森商業高校で行われました。
10日は、情報処理科の生徒が参加し、校内の売店での商品購入をテーマに「会計待ちの列が長い」や「現金払いだけで不便」などといった課題を挙げました。
その上で、時間の短縮や利便性の向上に向け、デジタル技術をどう活用するかを話し合いました。
参加した男子生徒は
「ネット注文ができるようにして、電子決済もできて、『レジ待ちが長い』『レジの効率が悪い』などを解消できるのでは?」
参加した女子生徒は
「タブレットを活用して注文・決済ができるようにする。ネット注文を取り置きができるようにする」
青森商業高校では、授業で出た課題解決のアイディアをもとに来年度、校内の購買システムを生徒が開発する予定です。
【つがる市】小和森小学校 3月に入りました。6年小和森っ子は卒業間近となってしまいました。
1年2組さんは算数「プログラミングのプ」。試行錯誤しながら、ゴールをめざしてブロックをつなげていきます
【おいらせ町】ICT支援員を小学校5校・中学校3校に配置~1校あたり年12回訪問で支援【青森県おいらせ町】
青森県おいらせ町は小学校5校、中学校3校にICT支援員を配置するため指名競争入札を2月3日に公示。1校あたり年12回訪問し1回あたりの作業時間は1時間程度。学習者用端末(iPad)の機器点検や操作指導、授業の機器操作補助、不具合発生時の復旧支援を担う。
その他、電話やメールでの問い合わせ対応、iPadの管理ツールの運用支援を1校あたり年12回(1回30分)程度、実施する。
市町村ごとの学校における教育の情報化の実態等調査結果 主要項目についての経年変化