岡山市】岡山東商業高等学校 公開授業の実施(2年1組「文学国語」)!
11月4日(火)第5校時、2年1組において「文学国語」の公開授業が行われました。 本時は「言葉でスケッチ」の単元で、「東商デパート」で取り扱う商品の魅力を伝えるロールプレイングを通して、言語活動の大切さを改めて確認する授業が展開されました。 生徒達は購買意欲を高めるための言葉選びや方法を工夫しながら、自らの考えを積極的に発表しました。 思考力や表現力の向上を目指した活動を行い、言葉によるコミュニケーションの楽しさや難しさを実感する機会となりました。 当日は多くの教員が見学に訪れ、授業の進行や生徒の発表の様子を熱心に参観していました。

岡山市】岡山東商業高等学校 学校の授業風景No.2!
ある日の授業風景を紹介します。 この日の授業は商業科目を多く見学しましたが,保健,生物,英語,国語の授業風景もあります。 各生徒の端末には「教材が配信され、すぐに書き込める,なんてのも当たり前のことですね。 また、ホワイトボードに投影しているプロジェクタへは無線で接続することができ,教師はiPadを持って、机間指導しながら投影できるようです。

岡山市】岡山芳泉高等学校 芸術と探究から広がるICTの活用 3種の生成AIも活用し学びを深める
岡山県立岡山芳泉高等学校(以下、芳泉高校)は、「志高く心が広く大きいこと」を意味する「気宇広大」を建学の精神とし、主体的に行動する力、多様な人々と協働する力、新しいものを創造する力の育成を目標に、日々の学習活動が行われている。そうした学習の中で日常に活用されているのが、学習者用端末のiPadをはじめとしたICTだ。文房具のようにiPadを活用しながら、アクティブラーニングに取り組む芳泉高校の学びの様子を見ていこう。 芳泉高校の生徒たちはiPadを文房具のように扱っている。授業の中でも板書内容をデジタルノートに手書きする生徒もいれば紙のノートに手書きする生徒もいる。また、授業内容についてChatGPTに質問して理解を深める姿も見られた。 ペンタブなどを使った映像制作授業  芳泉高校は、GIGAスクール構想の1人1台端末整備以前からICTを活用した学びに力を入れてきた学校だ。その当時整備されたコンピューター室は、現在美術と音楽という芸術科目で活用が進められている。  例えば美術では、「Mac mini」やワコムのペンタブレットを整備し、映像制作の授業などで活用している。取材した選択美術の授業では、映像編集ソフト「Final Cut Pro」やペイントソフト「CLIP STUDIO PAINT」を使いながら、レイヤーの概念や画像の変形や移動が簡単に行えるデジタルの強みを学んでいた。最終的にはクラスで一つのアニメーションを制作し、音楽や書道選択の生徒たちの制作物と組み合わせた合同発表会を実施する予定だ。音楽科では歌声合成ソフトウェア「VOCALOID」も導入しており、本ソフトで制作した音楽と、映像制作で作ったアニメーション、書道パフォーマンスを組み合わせるのだという。この美術の授業を担当した芳泉高校 情報企画課長 芸術科(美術)指導教諭の平尾教人氏は「1学期は日本画の制作を行いました。日本画は実際の風景やモチーフを目の前にして描くのではなく、自分が取材したスケッチを組み合わせて構成していきます。この沢山のスケッチからコラージュのように構成していく作業はデジタルの方がやりやすいのではないかと考え、その授業の中でペイントソフトを活用していました。今の授業で取り組んでいるアニメーションなども、レイヤーを重ねていく作業が江戸時代の浮世絵版画の版を重ねる作業と近いため、そういった授業への展開も視野に入れています」と語る。  こうした芸術科目に特化したコンピューター室のほか、同校はDXハイスクールの取り組みとして最新のデジタル機器を整備した「ササラボ」という教室も整備している。ササラボにはスライド型の電子黒板が2台導入されているほか、3Dプリンターや高性能PC、VRゴーグルなどが導入されており、課題活動のための探究活動を行う場として活用されている。本教室が整備されたのは去年の後半だったが、すでにササラボの3Dプリンターを活用し、彫刻作品を作った生徒もいたという。 選択美術の映像制作の授業では、レイヤー構造などを学ぶため教員が支給したイラストを用いて簡単なアニメーションを作っていた。整備されたMac miniやペンタブレットを活用し、生徒同士で相談しながら目的のアニメーションを作り上げていた。 生成AIで生徒の考察がより深まる  普通科目の授業ではどうだろうか。冒頭に述べた通り、芳泉高校では1人1台の学習者用端末にiPadを採用している。またデジタルシティズンシップ教育を実践しており、端末の利用は生徒の主体性に任せている。漢文の授業でノートを取る場面では、iPadのデジタルノートに手書きする生徒もいれば、ソフトウェアキーボードで入力する生徒、紙のノートに書き留める生徒などさまざまだった。  また芳泉高校では、教育に生成AIを活用している。「本校では2024年6月のPTA総会で、生成AIを活用していくことを保護者から承認いただき、その後6月後半からChatGPTやCopilotの教育利用をスタートしました。現在はGeminiも含めた3種類の生成AIを活用しています。生徒たちは、自分の考えの壁打ち相手として生成AIを利用したり、レポートのような自分の考えをまとめる作業で生成AIを利用したりしているようです。特にレポートなどは、今までよりもちょっと深い考察をした内容を書いてくる生徒が増えてきましたね」と平尾氏は語る。  平尾氏は今後も、生徒に身に付けてほしい力を共有しながら生成AIの活用を進めていく予定だという。「最近GeminiとGoogle Workspaceが連携したことで、マイドライブ内の情報を基にGeminiが答えを返してくれるようになりました。これまでは授業の資料などをGoogle Classroomを通じて生徒に配布していましたが、そうした資料をマイドライブに格納すれば、Geminiがまるで私の代わりのように生徒からの質問に回答できるようになるでしょう。自分で復習がしたい生徒はGemini相手に授業の復習ができますし、それでは分からない生徒や、より高度なことを学びたい生徒などは教員に相談して学びを深めるようなことが可能です」と平尾氏は将来的な活用イメージを語る。Geminiを使うことで、生徒の隣にもう1人教員がいるようなイメージで、学びを深められるのだ。  こうした活用を進める上では、教員全体でICTを活用するスキルを向上させていくことも不可欠だ。芳泉高校ではICT関係の研修を年に複数回実施している。これらの研修は自由参加になっており、研修の様子を動画で撮影しておくことで参加できなかった教員も、その内容を後から振り返れるようにしているという。「ICTの活用を広げていくためには、アナログな風通しの良さも重要と捉えています。例えばある先生がツールを使った時に『これはいいね!』と大きな声で言ってくれれば、周りに職員が集まってそれを共有しながら広げていけるでしょう。そうした土壌が本校にはもともとありますので、生成AIなどで校務負担の軽減にも取り組みながら、さらにICTやAIの活用を広げていきたいですね」と平尾氏は締めくくった。 ササラボには、スライド型の電子黒板が2台導入されているほか、高性能PC、VRゴーグル、3Dプリンターなど、探究的な学びをサポートする環境が整備されている。

津山市】向陽小学校 授業の様子(3年生)
3年生は、タブレットを活用して『「好きな動物」のプレゼンを作り発表しよう。』のめあてで、活動に取り組んでいました。1学期からのタブレットを活用しての学びなので、子ども達はスムーズに活動できていました。ICTを活用しての学びが深まってきています。

岡山県教育委員会が学校向け生成AIクラウド「スタディポケット」を導入、県内3校の中学生・教員約800人が活用
スタディポケットは、岡山県教育委員会が主導する「生成AIを活用した学びのサイクル実証事業業務」のもと、県内3校の公立中学校生徒697人と教職員87人を対象に、学校向け生成AIクラウド「スタディポケット」の導入が決定したことを、7月28日に発表した。実証対象校は、真庭市立勝山中学校、早島町立早島中学校、奈義町立奈義中学校の3校で、6月よりサービス運用を開始している。また、各校の教職員および生徒を対象とした操作研修などのサポートも実施している。 岡山県では、授業および家庭学習において、生徒の資質・能力などに応じて対話的に学習を促す生成AIアプリを効果的に活用する場を教員が設定することにより、生徒が学校の学びと家庭での学びを連動させ、情報活用能力および自己調整力が向上することを目指している。  スタディポケットは、学校現場のために開発された生成AIの統合クラウドサービス。教職員向け製品の「スタディポケット for TEACHER」、生徒向け製品の「スタディポケット for STUDENT」の2種類を展開しており、生徒向けには、直接的に答えを教えない「探究チャット」やそのほかの学習に使えるテンプレートを用意している。教職員向けには、校務支援のテンプレートを数十種類プリセットしており、また自由に作成、校内で共有するなど、使いやすいようにカスタマイズすることも可能となっている。

【岡山県】