児童生徒にパソコンやタブレット端末を１台ずつ配備し、ＩＣＴ環境を整える国の「ＧＩＧＡ（ギガ）スクール構想」の大幅な前倒しを受け、県内の一部自治体が配備を始めた。

文部科学省が推奨する「ＧＩＧＡスクール構想」の実現のため、「１人１台端末」と「高速大容量の通信ネットワーク」を一体的に整備します。（40Pを参照）

岐阜県本巣郡北方町の町立小中学校全４校で２７日、小中学生に１人１台のパソコンを導入する国の「ＧＩＧＡスクール構想」により納入されたタブレット端末が、小学５年～中学３年生に配られた。町教育委員会によると、同構想に基づく納入は県内初という。同町高屋分木の北方南小学校では教員から使い方などの説明を受けながら、児童が真新しい端末を操作して楽しんだ。

記録的な大雨で被害が出た岐阜県下呂市と高山市では、交通機関が使えなくなった高校生に、最寄りの高校でオンライン授業を受けてもらう試みが行われています。

岐阜県は１６日、豪雨災害で通学が困難となった飛騨地域の県立高校の生徒を対象に、通学可能な他の高校でオンライン授業を受けられるサテライト教室を１７日に開設すると発表した。４校の計５６人がタブレット端末を活用して授業を受ける。

海津市小中学校GIGAスクール教育通信ネットワーク整備業務について、受託業者を公募型プロポーザル方式により募集します。

児童生徒及び教職員が使用するタブレットパソコン、周辺機器及び大型掲示装置等の整備についての入札です。

次のとおり条件付一般競争入札を実施します。詳しくは、別添の公告や仕様書などで確認してください。

「教員も生徒も初めての経験で全てが手探りだったが、始めてみると順応し、今では当たり前の光景になった」。パソコンやタブレット端末などオンライン学習に必要な機器が集められた教室で、長良高校（岐阜市長良西後町）の小椋博文校長（５９）は学習環境の急激な変化を振り返った。

岐阜市教育委員会は、新型コロナウイルスへの感染の拡大で学校を再び休校とせざるを得なくなった場合に備え、早ければことし９月末にも岐阜市立の学校に通うすべての小学生と中学生にタブレット端末を貸し出すことを決めました。