【鳥取県】ICT活用ハンドブック~児童生徒1人1台端末の授業づくりに向けて~(令和2年度版)

鳥取県教育センターが『ICT活用ハンドブック~児童生徒1人1台端末の授業づくりに向けて~』(令和2年度版)を公開しました。

=(以下、「はじめに」より)=

 「知識・内容=コンテンツ」を大量に記憶し、正確に早く再生する力を身につけても、変化が激しく予測不能な社会では対応が難しいのは明らかです。たとえ困難な状況においても、柔軟に対応したり、創造性を持って難局を打開するホンモノの「資質・能力=コンピテンシー」を持った人材の育成が求められています。そういう社会的な潮流の変化を受け、新学習指導要領では、学習の基盤となる資質・能力として、言語能力、情報活用能力、 問題発見・解決能力の3つが示されました。
  さらにコロナ禍の影響でGIGAスクール構想も前倒しになり、児童生徒一人一台端末の整備が急速に進む中、情報活用能力の育成が急務となっています。OECD 加盟国で ICT 活用レベルが最低の日本において、この加速度的な ICT の環境整備は世界の先頭集団に追いつく二度とないチャンスです。
 我が県の児童生徒も、いずれ社会に出て、日本を支える人材になるのですから、今の教育ができる最大限の力を注いで ICT活用をはじめとした情報活用能力を育成することは、教育に携わるすべての大人の責務です。  このハンドブックは、数年先のビジョン等だけではなく、具体的な授業づくりのヒントなど、具体的な内容も網羅しました。それは教職員の ICT 活用指導力の向上だけではなく、それぞれの先生の向こうにいる児童生徒に授業改善の恩恵が届いて欲しいという願いがあるからです。
  ICT 活用指導力は、これからの教職員には必要な資質・能力の1つです。「ICT は苦手だから・・・」では済まされない、まさに教職員自身も学び続ける姿勢が強く問われる時代になりました。変化を受け入れ、同僚と学び合う。このハンドブックがそんな先生方を支える一助になってくれたらと考えます。

=(以上)=

第1章理論編
【1】ICT 活用により広がる学校の姿
【2】1 人1台端末を活用した授業
第2章実践編
【3】とっとりの授業改革
【4】鳥取県の遠隔教育の取り組み
【5】教育の情報化にむけた校内の推進体制
【6】活用に向けての教員の行動目標(R2~R3)
付録1 Google for Educationとは?
付録2小・中・高を見据えた情報活用能力の接続イメージ
付録3学校教育の情報化の推進に関する法律
付録4とっとり授業改革【10の視点】+【10のICT活用】

令和2年11月の段階で、国の施策を理解し、これからの未来を想像した上で、「1人1台端末」環境での授業のカタチを脳内に描ける、最高のハンドブックの1つだと思います。
教育委員会の皆様、学校管理職の皆様、教師の皆様、是非ご覧ください。

▼鳥取県教育センター「情報教育」のサイト(こちらからダウンロードできます)
https://www.torikyo.ed.jp/kyoiku-c/

▼ICT活用ハンドブック~児童生徒1人1台端末の授業づくりに向けて~(令和2年度版)(下記をクリックすると直接ダウンロードできます)
https://cmsweb2.torikyo.ed.jp/toriedu-center/?action=common_download_main&upload_id=5993