【Q】GIGAスクール構想に基づく端末・ネットワーク整備や運用で発生する作業を教えてください。

GIGAスクール構想は、従来の学校ICT整備とは異なり、パブリッククラウド利用前提の端末・ネットワーク整備ですので、従来の作業の進め方に拘らず、改めて作業内容を検討することをお勧めします。総務省から発行されている「教育ICTガイドブック」の手順編は、GIGAスクール構想の標準仕様書でも触れられているクラウドを中心としたICT環境導入・活用プロセスであり参考になりますのでご活用ください。また、必要に応じて、ICT活用教育アドバイザーの活用もご検討ください。

—以下、教育ICTガイドブックから引用(数字はページ数)—

手順編 教育ICT導入手順 ~できる!クラウドベースのICT活用~  123

Process0: クラウドベースのICT活用を実現するプロセス 124

Process1:準備段階
(1)目的と課題を明確にする 125
(2)幅広く情報を収集する 125
(3)横断的な検討体制を整える 126

Process2:計画段階 128
(1)活用イメージを持つ 128
(2)教育クラウドサービスを検討する 128
(3)ネットワーク環境について検討する 129
(4)ICT機器について検討する 136
(5)校外利用への対応について検討する 140
(6)調達仕様書について検討する 141

Process3:調達段階 144
(1)予算を確保する 144
(2)調達方法と事業者を決定する 144
(3)サービスレベル契約(SLA)を締結する 147

Process4:運用段階 148
(1)運用体制を整備する 148
(2)障害時の対策を検討する 152
(3)情報セキュリティ対策を講じる 153
(4)個人情報保護条例・情報セキュリティポリシー等に対応する 159

Process5: 検証段階 163
(1)活用状況を把握・検証する 163
(2)課題の改善を図る 164

—以上、教育ICTガイドブックから引用—

[関連情報]

▼教育ICTガイドブック Ver.1 (総務省)
https://www.soumu.go.jp/main_content/000492552.pd

▼GIGAスクール構想の実現 標準仕様書について(文部科学省)
https://www.mext.go.jp/content/20200219-mxt_jogai02-000003278_406.pdf

▼適切な学校ICT環境整備に向けて(令和2年6月26日公開)
https://www.oetc.jp/ict/img/pdf/doc_20200626_01.pdf

▼「GIGAスクール」ch 適切な学校ICT環境整備に向けて(令和2年6月26日公開)
https://www.youtube.com/watch?v=hV5HHl0uITk&t=0s
 ※文部科学省 初等中等教育局 情報教育・外国語教育課 髙谷課長の解説です。

▼文部科学省ICT活用教育アドバイザー事務局
https://www.oetc.jp/ict/top/

[関連質問]

【Q】GIGAスクール構想に伴う整備計画はどのように立案すれば良いですか?
https://giga.ictconnect21.jp/20200605258/

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整備計画立案