【Q】校内LAN整備は補助を受けて進める事ができるのですが、学校の外のインターネット接続部分は自治体で計画することになっています。地方交付税で措置されている金額では全児童生徒の端末数に増えたときの利用に不安があります。どのように計画すれば良いでしょうか。

オンライン授業などの用途を踏まえると、学校からインターネットに接続する形だけでなく、家庭からインターネットに接続する形も考慮する必要があります。

よって、従来の教育委員会等のデータセンターを介してインターネットに接続する形ではなく、学校から直接インターネットに接続するネットワーク構成(情報取り扱いに注意が必要な校務系のネットワークと分ける)や、ネットワーク業者・ISPに依頼して学校の同時接続に必要な通信帯域を見積もってもらった上で、可能な場合は、帯域保証型ではなくベストエフォート型のインターネット接続サービスの活用もご検討ください。

(参考)学習活動 1 台当たりの使用帯域目安
・遠隔授業の実施(ビデオ会議):2.0Mbps
・NHK For School :0.7Mbps
・YouTube(HD720p 画質: 2.5Mbps
※例えば、40 人がそれぞれビデオ会議を利用すると、2.0Mbps×40 台=80Mbps の帯域 が必要となる。

[関連情報]

▼GIGAスクール構想の実現 標準仕様書について(文部科学省)
https://www.mext.go.jp/content/20200219-mxt_jogai02-000003278_406.pdf

▼適切な学校ICT環境整備に向けて(令和2年6月26日公開)
https://www.oetc.jp/ict/img/pdf/doc_20200626_01.pdf

▼「GIGAスクール」ch 適切な学校ICT環境整備に向けて(令和2年6月26日公開)
https://www.youtube.com/watch?v=hV5HHl0uITk&t=0s
 ※文部科学省 初等中等教育局 情報教育・外国語教育課 髙谷課長の解説です。

[関連質問]

【Q】GIGAスクール構想に基づくICT環境整備のため見積もり中だが、国からの補助を大幅に超え、自治体でも相当な負担が発生しそうだが、どうすれば良いのか?
https://giga.ictconnect21.jp/20200628438/

【Q】GIGAスクール構想に伴う端末、ネットワーク導入に際して、どのような支援が受けられますか?
https://giga.ictconnect21.jp/20200605277/

[NEXT STEP]

整備計画立案