石垣市は１１月３０日開会した市議会（平良秀之議長）１２月定例会に、児童生徒に１人１台のタブレット端末を配布する「ＧＩＧＡ（ギガ）スクール構想」推進事業費を盛り込んだ総額１４億１５００万円余の一般会計補正予算など２８議案を上程した。

中山義隆石垣市長は３０日、石垣島を訪れている萩生田光一文部科学相と意見交換した。

文部科学省が児童生徒に１人１台のタブレット端末を配布する「ＧＩＧＡ（ギガ）スクール構想」実現に向け、石垣市教育委員会は、開会中の９月議会に約２億５千万円の予算案を上程している。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、タブレット端末などを使ったオンライン授業の動きが加速。市教委は、インターネットを活用する学習について「児童生徒に学習意欲をつけさせるためにも有効」と期待している。

市教育委員会の天久朝市教育部長は、文部科学省が児童生徒に１人１台のタブレット端末を配布する「ＧＩＧＡ（ギガ）スクール構想」実現に向け、年度末までにＩＣＴ環境整備指針を策定する方針を示した。

石垣市は開会中の市議会９月定例会に、地方創生臨時交付金を活用した新型コロナウイルス対策２５事業を盛り込んだ一般会計補正予算を上程している。小中学生に１人１台のタブレット端末を配布する国の「ＧｉＧＡ（ギガ）スクール構想」推進事業や「新しい生活様式」のモデルとなるイベントとして石垣島まつりを開催するための費用などが盛り込まれた。２５事業の総額は約４億８０００万円。