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秀岳館高等学校 ICTを活用し、生徒一人ひとりのニーズに合った学びを深める
熊本県八代市にある秀岳館高等学校は九州でもいち早く「1人1台端末」を導入した高等学校として知られている。創立100周年を迎え、大幅なコース再編を行い、新たなスタートを切った秀岳館高等学校はどのような経緯でICTを導入し、今後どのようなビジョンを持っているのか。
創立100周年を迎え「深化と挑戦」のテーマと共にICTの活用も推進
創立100周年を迎え「深化と挑戦」のテーマと共にICTの活用も推進
秀岳館高等学校がある熊本県八代市は、GIGAスクール構想が立ち上がるのと同じ時期に市内の小中学校に1人1台端末を整備するなど九州でもICTの活用に積極的なエリアとして知られている。
同校はプロスポーツ選手を何人も輩出し、大学進学を目指すなど文武両道に力を入れている学校で、多彩な進路支援を通じて未来のリーダーを育成している。令和5年に創立100周年を迎えて学科コースを大幅に再編し、「深化と挑戦」をテーマに新たに動き出した。
「令和2年ごろからGIGAスクール構想が強調されるようになり、本校がある熊本県八代エリアの小中学校ではいち早く授業で1人1台端末の活用が始まりました。小中学校の段階でITリテラシーを身に付けた生徒たちをサポートするためには、受け入れ先である本校もICT導入に本腰を入れて取り組む必要があると感じたのがきっかけでした」(濵田圭祐先生)
当時の校長は1人1台端末の導入に前向きで、それが生徒たちの学びの深化につながることは分かっていた。しかし、懸念点もあった。教員のITリテラシーが追いついていないことである。年齢層の高い教員を中心に半分以上の先生はパソコンに慣れておらず、書類のほとんどが手書きで作成する状況が続いていた。一部の先生からは、「端末を活用した授業に踏み切るなら、自分は教員を続けられない」といった声も聞かれたほどだった。
そうした先生方の不安を取り除くために、令和2年度から継続的に行ってきたのが「ICT活用研修」だ。ICT機器の導入をサポートしてくれている外部業者が校内の先生を対象とした独自の研修を行ってくれた。そうした研修と並行して、徐々に校務でもICTツールを使ってもらえるようにした。
こうした取組みを行うことでICTが苦手だった先生も前向きになってくれ、令和4年度には、1人1台端末環境を完備した。
「研修を行ったからといって、すべての不安がなくなったわけではありません。しかしながら最終的には、生徒たちの未来を見据えて1人1台端末の導入を決めました。現実問題として、現代の社会でパソコンを使わない職場はほぼ皆無です。在学中に端末操作に慣れ、できるだけITリテラシーを高めた上で社会に送り出してあげたい、こうした教員の強い思いが導入を後押ししたのだと思います」(濵田先生)
1人1台端末の導入後は、教員による生徒の学習状況の把握や、生徒によるプレゼン資料の作成などに端末が活用されてきたという。
「同じクラス内でも学力差があるため、教員は教育ICTサービスを利用し、主要5科目の学習において生徒がどこでつまずいているのかを把握するようにしています。また、生徒はグループ毎に分かれて調査し、プレゼンする際に1人1台端末を資料作成に使用するなど、アウトプットツールとして活用しています」(濵田先生)
「1人1台端末を活用した授業においては、学びを個別最適化するとともに、生徒の間で情報を共有し、新たな発見をすることが大事だと思っています。
『InterCLASS® Advance』は、教員が各グループの学びや、各生徒の学習状況を確認するために使っています。特定のグループが作成した資料を全体に共有すれば、生徒たちの学びの幅がさらに広がるからです。また、同じ課題でもいろいろなアプローチや考え方があることを相互に認識できれば、解決方法は一つだけでないことを理解することができます。そのようにして、1人1台端末を活用して学びを個別最適化するだけでなく、『InterCLASS® Advance』を使って、『学びの深化』につなげることが今後の目標です」(濵田先生)
1人1台端末の活用に加え、秀岳館高等学校には情報処理室(PC教室)が2教室あり、「情報」や「プログラミング」の授業でもICTを活用している。
情報処理室(PC教室)ではビジネスシーンで活用が当たり前となっているWordやExcelなどの習熟に力を入れている。
情報処理室(PC教室)ではビジネスシーンで活用が当たり前となっているWordやExcelなどの習熟に力を入れている。
「ビジネスではクラウドサービスがメインで活用されるようになっていますが、本校ではまず生徒たちがWord、Excel、PowerPointを習熟できるようにサポートしています。ただ、その際に困るのが、情報処理室で不特定多数の生徒たちがログインし、作成したドキュメントをそのまま端末に残してしまうことです。この点、『CaLabo® LX』を使えば、授業ごとにファイルを配布・回収することで管理の徹底ができるため、安心です」(濵田先生)
秀岳館高等学校では、すでにICTが教員の間に浸透し、業務効率化に使われるようになってきた。今後は、ICTに関する校内研修を定期的に行い、教員に具体的な活用事例を学ぶなどをしてもらいながら、さらに多くの教員が授業内で活用することを目指していく。
八千把小学校 スマホ・ネット安全教室(5・6年生)
20日(金)に5・6年生がスマホ・ネット安全教室を行いました。
最初にNTTドコモの講師の方にオンラインで講話をいただきました。
スマホ・ネットを使用する上でのリスクの発見、見積もり、対応などについて学ぶことができました。
講話の後は、人権擁護委員の山田さん、寺田さんより、
スマホの約束6箇条「あ・と・が・こ・わ・い」のお話やSOSミニレターの紹介がありました。
5・6年生が、今回学んだことを生かしてスマホ・ネットを適切に使用できるようになってほしいです。
宮地小学校みやじ学(まとめ)
7月11日(木)5・6校時、みやじ学のまとめが、第八中学校と宮地小学校に分かれて行われました。宮地小学校では、中学生がリードしながら発表内容をタブレットを使ってまとめる姿が見られました。今日まとめた内容は、来週の18日(木)の伝え合いで発表し合う予定です。
授業力向上を目指して
古原学力向上アドバイザーに3年生鈴木教諭の授業を参観いただき、その後、授業改善に向けた指導・助言をいただきました。 参観いただいた授業は算数「あまりのあるわり算」でした。めあてを「1人分の数と、何こあまるかを考えよう。」と設定し、子供たちは、既習事項を基に、タブレット等を活用しながら、問題を解いたり、考えたことを友達に説明したりしていました。子供たちが考えた本時のまとめは、「1人分の数をもとめる時も、わる数の九九を使うとよい。」でしたが、わり算を解く場合、2年生で学習したかけ算九九を利用します。導入では、百マス計算等を使って、かけ算九九のスピードアップを図っていますが、御家庭でも御協力をいただけるとありがたいです。
八代市立東陽小学校 全国学力学習状況調査質問紙(6年生)
6年生は全国学力学習状況調査質問紙に答えていました。学校の内外を問わず学習や生活に関するアンケートになります。12月の調査より向上が見られるか楽しみです。5年生は体育のボール運動、4年生は国語、2・3年生は算数、1年生は係を決めていました。
学校における教育の情報化の実態等調査結果 主要項目についての経年変化
【八代市】の詳細な情報は基礎自治体教育ICT指数サーチ(岐阜聖徳学園大学 芳賀研究室提供)へ