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「成績のため」はもう古い? 愛知県豊川市のある小学校が静かに起こす「子供が主語」の革命
愛知県豊川市にある市立小坂井西小学校。 外国籍の児童や発達に特性のある子など、 多様な子供たちが在籍するこの学校では、「この多様性こそが学校の豊かさ」 という信念のもと、 教育の常識を根底から見つめ直す 挑戦が始まっています。
それは、「教師が主語」の授業から、 「子供が主語」の学びへの授業改善です。
私が研修でお手伝いさせていただく中で 見えてきた、子供たちの未来を豊かにする「3つのヒント」を紹介させてください。
1.「学びの設計図」を渡し、子供を主役にする
小坂井西小学校の先生方は、 子供たちが「学びの舵」を 自分で握れるように、 3つの具体的な「手立て」を 授業の柱に据えています。
①子供の「やってみたい!」から始まる単元 :学習は、子供の純粋な好奇心から出発します。 先生方はその小さな芽を起点に、 学ぶことの価値や社会との繋がりを 実感できる活動をデザインされています。
②教師の「秘密情報」をなくす情報の共有 :従来、教師だけが持っていた 「単元のゴール」や「評価のポイント」を、 授業の最初に子供たちと共有します。
これは「学びの設計図」を渡すこと。 ゴールが分かれば、子供たちは自分で計画を立て、振り返りながら、 主体的に学びを進められます。 この「見通し」こそが自律の第一歩です。
③一人ひとりの挑戦を支える「足場かけ」:子供が壁にぶつかった時、 すぐに答えを教えるのではありません。
ヒントカードや個別指導、 そしてICT(タブレット端末)の活用など、 その子に最適な「足場」を 用意し、自力で乗り越える体験を支えます。
2.「子供が多様なら、先生だって多様」という哲学
この研究を支える、 もう一つの重要な考え方があります。
「子供が多様なら、先生だって多様」
これは、全ての教師に 同じ指導法を強制するのではなく、 教師一人ひとりの「強み」を 尊重するという考え方です。
ICTの活用が得意な先生。 対話で深い学びを引き出すのがうまい先生。
それぞれの専門性を最大限に発揮することが、 結果として、目の前の多様な子供たち 一人ひとりに寄り添う、 最も柔軟で効果的な教育につながっています。
「こうあるべき」という画一的な指導法から 先生方を解放し、 その主体性を尊重すること。 それが子供たちを主役にするための 力強いエンジンとなっているのです。
3. 本当のゴールは「自分だけの幸せな道」を切り開く力
では、小坂井西小学校が目指す 究極のゴールは何でしょうか。 それは、テストの点数ではありません。
「子供たち一人ひとりが自分の特性を強みとして生かし、 自分にあった学び方を見つけてほしい」
「将来、人生で出会う様々な課題を自ら解決し、 自分だけの幸せな道を切り開いていって欲しい」
この壮大で温かい願いこそが、 ゴールです。
知識を詰め込むことではなく、 「学び方」そのものを学び、 未知の課題に直面したときに 自ら考え、行動する力を育むこと。
同校のアンケート調査では、 「自分で学びを進めることができる」 「勉強が楽しい」 と答える児童の割合が 着実に増加していると聞きました。
「やらされる勉強」から、 「自ら掴み取りにいく学び」へ。 先生方の地道な実践が、 子供たちの内面を確実に変えている証拠です。
まとめ:実践し続ける先生方へ、心からのエールを
小坂井西小学校の実践は、 数多ある「子供が主語の学び」の1つの提案だと思います。これが完成形でもないし、さらに時代が進めば柔軟に変えていくことも必要だと思います。
子供に「学びの設計図」を渡し、主導権を委ねる勇気。
教師の「強み」を尊重し、多様なアプローチを認める柔軟性。
知識の習得の先にある、「生きる力」を見据える温かい眼差し。
言うは易く、行うは難し。 これを日々の授業で実践し続けることは、 私たちの想像を超える熱意と努力を必要とします。
研修でお邪魔するたびに、 子供たちのためにと試行錯誤を重ねる先生方の姿に、いつも頭がさがる思いになります。
皆さんが今行っている「授業を深く考え、見直す」「研修のやり方そのものを見直す」という挑戦は、 将来振り返った時に「やってよかった」と必ず思える価値ある取り組みです。 そう実感できるよう、これからもより良い授業づくりと研修あり方に挑戦し続けてください。
金屋中学校 夏季研修会を行いました
8月7日に中京大学教養教育研究院教授泰山裕氏をお招きして、「個別最適な学び、協働的な学びの実現」というテーマで夏季研修会を行いました。
泰山先生から「今、求められている学び」や「これから求められること」など最新の情報を教えていただきました。研修を通して、子どもたちに「学び方を教えること」の重要性を再認識しました。また、ICT活用への意識も高まりました。2学期以降は、研修会での学びを活かし、生徒一人一人の学びを深める授業づくりに取り組んでいきます。
本研修は、文部科学省委託「リーディングDXスクール事業」の研修会も兼ねており、対面参加とオンライン(YouTubeでのライブ配信)のハイブリッド方式で開催しました。オンラインでは、沖縄から青森まで全国各地から申し込みがあり、全国各地の教育関係者と学びを深めました。研修会では、リアルタイムで意見を集約することができるサービス「Slido」を活用しながら校外からの参加者の意見も集約しながら学習しました。
金屋中学校 本校の研究の概要
〈これまでの取り組み〉
令和6年度、愛知県教育委員会より「ICT活用実践推進校」に指定され、日常的な一人一台端末の活用による授業改善を行ってきました。
(報告書リンク→愛知県教育委員会 義務教育課 ICTを活用した教育実践 (外部リンク))
また、令和6年度~令和8年度 豊川市教育委員会より研究委嘱を受けています。(令和8年度発表予定)
〈これからの取り組み〉
令和7年度は「自ら学習を調整できる生徒の育成~個別最適な学びと協働的な学びの往還の実践を通して~」を研究テーマに掲げ、以下のような手だてを講じていきます。
〇「わくわくする授業づくり」、「生徒一人一人の個性を発揮させる授業づくり」
・導入を工夫し、生徒が期待感や見通しをもって授業に臨めるようにする
・「個別最適な学び」と「協働的な学び」の往還を意識した授業づくり
・ICT機器を効果的に活用し、生徒の学びを深めることのできる授業づくり
・振り返りの時間を確保し、成長を実感する機会を設けたり、次時へつなげたりする
〇安心できる人間関係づくり
・朝の会では元気の出るようなコミュニケーションタイムを取り入れる(みそあじタイム)
・週に一度、生徒が司会を行い、10分間の話し合い活動を行う(かなやんタイム)
以上のことをもとに、個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実を、日々の教育活動の中で目ざしていきます。
豊川高校 豊川高校の学びの特長
1 学習環境 ~「個別最適と協働的」な学びの環境 ~
(1) ラーニングセンター
「多様な価値観を共有し、周囲と協働しながら主体的に学ぶ」
豊川高校の学びを象徴する自主学習室は新設「ラーニングセンター」として全面リニューアルされました。
3教室に180のキャレルデスクを備える「自主学習室」では「個別」の課題や志望校合格に向けた受験勉強に集中して取り組むことができます。
本校オリジナルデザインのデスクが配置された「ALR(アクティブラーニングルーム)」では、生徒間の学び合い、「協働的な学び」が進められます。
(2) 「得意」を見つけ、伸ばし、武器とする「類」
Ⅰ類は「得意を見つけ多様な進路を目指す」
Ⅱ類は「得意を伸ばし難関大学を目指す」
2年生から設置されるⅢ類は「得意を武器に国公立大学を目指す」
学びのコンセプトに応じて類を選択することで、個別の進路実現を追求できます。
(3) ICT活用
本校では全館Wi-Fi環境の中で、iPadを日常的に使用しています。
電子教科書を見ながら、電子ペンで直接iPadに解いた問題をクラウド上の『提出箱』に提出、わからない問題は「スタディサプリ」で解説動画を視聴することもできます。
KDDIのホームページにも紹介された「ICT教育先進校」としてのICT活用により、「個別最適の学び」が実現しています。
効果的で効率よく学ぶ中で、1年間で模擬試験の偏差値を20近く伸ばす生徒もいます。
豊川市小中学校ICT環境整備計画の策定
教育委員会では、国が示す「GIGAスクール構想」を受け、本市の教育情報化の現状や課題を踏まえた整備の方向性を示すため、「豊川市小中学校ICT環境整備計画」を策定しました。
本計画は、令和2年度から令和5年度までを計画期間とし、「豊川市教育振興基本計画」に掲げている施策のうち、「情報教育の充実」や「学校教育環境の整備」を図るための整備計画としての位置づけとします。
学校における教育の情報化の実態等調査結果 主要項目についての経年変化
【豊川市】の詳細な情報は基礎自治体教育ICT指数サーチ(岐阜聖徳学園大学 芳賀研究室提供)へ