【Q】GIGAスクール構想では1人1アカウントをもとにクラウド上で学びを進める考え方だが、クラウド環境をどのように児童・生徒の学びに活用していけば良いでしょうか?

クラウド上での学びのメリットの一つに、場所を選ばずに学習できることが挙げられます。

日々の学習履歴、撮影した写真などの学習データをクラウド上で保管することで、自宅や課外授業先でも柔軟な学習に励むことができます。加えて、学習データを原則として全てクラウドに置き、できるだけローカルには置かないようにしたほうが、情報の紛失リスクが少ないというメリットもあります。

特にコロナ禍以降では、クラウドを活用したオンライン授業やオンライン出席確認などが求められており、日常と緊急事態の非日常で、双方ともに活用できるICT環境の設計が重要になると思います。

また、クラウド環境を活用した児童生徒の学びを促進していくために、利用実態を収集し可視化できるデータの見える化の仕組みを整備することをお勧めします。収集した情報をもとに、優れた教育実践を自治体内で共有していくことが可能になると考えます。