【Q】GIGAスクール構想の1人1台端末導入後に端末にソフトウエアを追加する場合もあると思いますが、その際にどのような方針で対応すれば良いでしょうか?

ソフトウェアの選定の際には、子どもたちにどのような力を身につけさせたいのか、そのために先生方はどのような教育を実施すべきかを事前によく検討する必要があります。その上で、必要な機能や使い勝手が利用想定とあっているソフトウェアを選定してください。利用者の習熟度合いによっては高機能なソフトウェアが、かえって使いにくい場合もあります。まずはシンプルな操作で使用できるソフトウェアを利用し、段階的に高度なものへ移行していくことも検討してください。

また、ソフトウェアでどんなデータをとることができるのかを確認する必要があります。これが自分たちで活用できない場合は、そのソフトウェアを見送る判断も検討しなければなりません。教育データの活用を見極めて選定する必要があります。

ソフトウェアを機器へ追加する際に、導入作業の負担が大きくないかを確認してください。GIGAスクール構想においては従来と比較し管理台数が大幅に多くなるため、1台1台手動で追加導入することは非現実的ですので、アプリケーションの導入を原則として管理者側からMDMや管理コンソールを通じてインストールする方式に一本化するか、許可されたアプリリストを公開して、そこから利用者が任意でインストールできる方式を採用することをご検討ください。なお、アプリストアは、ユーザーが勝手にソフトウエアをダウンロード・インストールしないように、通常は端末画面内から削除して起動しないようにすることをお勧めします。