静岡県西伊豆町など3市町は日本ユニファイド通信事業者協会(JUSA、東京・港)と地域ICT(情報通信技術)促進に関する包括連携協定を結んだ。ビデオ会議などの通信サービス企業でつくる同法人が自治体と連携するのは初めて。会議システムを活用した3市町合同のICT講座などを通じて、地方のデジタルリテラシーの向上を目指す。12日に締結した協定には西伊豆町のほか静岡県松崎町、千葉県館山市が参画した。ドローンの体験会や小中学生向けのICT教育などを行う。都市部のICT人材の地域参加を促すために、同法人の会員企業の社員が各市町のコワーキングスペースを活用しリモートワークする。1年間をメドに活動し、状況に応じて延長する予定だ。JUSAは日本マイクロソフトやビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を手掛ける米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズの日本法人、ZVCジャパン(東京・千代田)など通信サービス企業約30社が加盟する業界団体。2019年に発足した。