【Q】GIGAスクール構想に基づいて導入するクラウド環境の、維持管理、修正、障害対応などは、どのような体制で行えば良いでしょうか?

基本的には、学校に常駐もしくは巡回し教員をサポートするGIGAスクールサポーター、ICT支援員の他に、クラウド環境の維持管理、修正、障害対応可能な知識を持った導入システム全般を理解した運用SE(管理者)を配置する事が重要です。ただし、Google/MS/Apple 各社のクラウドを使う限りに置いては、基本的に維持管理や修正は極端に少なくなります。

従来の学校等のサーバーの場合、障害が発生した場合も現場レベルではどうにもできないので、復旧を待つしかありませんでしたが、クラウドの利点は、現場で保守や管理、運用、人を呼びつけての障害対応などを考えなくてよいことです。

むしろ、クラウドにアクセスするために必要なインターネット回線のトラブルが初期は頻発することになると想定されるため、学校のLANやインターネット回線を構築している事業者と教育委員会・学校現場の情報担当などが密に連携して「ネットに繋がらない」という事態に早急に対応できる体制構築がもっとも重要かと思います。