【Q】GIGAスクール構想に基づいて導入される1人1台端末には、児童・生徒が有害なWebサイトや、機密情報が入ったサーバー等に接続することを禁止するためのフィルタリングソフトを自治体予算で導入することもある。また、学びの保障の観点から、1人1台端末は、学校だけでなく、家庭での利用も想定しなければならない。このような中で、どのような形でフィルタリングソフトを導入すればいいか?

学校だけではなく、ご家庭からの利用も想定しなければならないので、利用するネットワークによらずフィルタリングが適用されることが求められます。そのため、校内ネットワークだけでなく、自宅のネットワークや街中のフリーWi-Fiなどに接続した場合もフィルタリングが適用されるものを導入するとよいでしょう。

また、クラウド型のフィルタリングサービスを導入するか、端末にインストールするフィルタリングソフトを導入するか、の検討も必要です。特に端末にインストールする形式の場合は、端末内部にフィルタリングのホワイトリストURLを保持してMDMなどで適宜更新をしていく方法も考慮しておく必要があります。

この他にも、VPNなどを用いて通信を強制的にフィルタリングサーバを経由させる方式や、DNS形式のものもありますが、アプリケーションの動作不具合が起きるケースも散見されるので導入にあたっては主要なアプリが動作するか、導入事業者にきちんと検証してもらうことが重要です。