D-project 1人1台端末活用研修パッケージ~撮って活用して振り返る~

「メディア創造力」をキーワードに活動しているD-project(デジタル表現研究会)に参画する有志の先生たちが作った、Apple純正の動画撮影・編集アプリ「Clips」を用いた研修コンテンツです。D-projectは”デジタル(Digital)”と”デザイン(Design)”の2つの”D”をキーワードに、ITにふりまわされることなく、子どもの学びをみつめて授業をデザインしていこうというスタンスで、発足は2002年まで遡ります。

この研修パッケージ「1人1台端末活用研修パッケージ」では、「Clips」の使い方と、それを用いた授業の構成方法を学ぶことができる3つのコースが用意されており、研修用のスライド、研修に必要な動画、各種資料などが全て網羅されており、どなたでも無償で使えます。3つのコースで紹介されているコンテンツには一定の共通性があるので、自分たちの学校の状況や先生たちのiPadへの慣れ具合に合わせてどれか1つを使うと良いでしょう。

90分コースには、放送大学の中川一史教授佐藤幸江先生、熊本大学の前田康裕先生といった豪華講師による「創造的な学び」のバックグラウンドとなる理論を学べる動画が格納されているほか、各コースには小学生や中学生が実際に授業で動画の制作や編集を行なって完成した青果物の一例を見ることができます。小学生でここまでできるのか…と最初は驚くのですが、実際に研修をやってみてClipsの使い方に触れると「あ、自分にもできそう!」に変わるはずです。

各教科における実践事例集もダウンロードできますので、ぜひ「iPadを使った創造的な学び」や「情報活用能力の向上」というキーワードに興味がある方は、紐解いてみてください。

【リンク】
http://www.d-project.jp/package/index.html